- 水の日2017
「みんなで考える水の日」。
パート3:どのような場面で、水は利用されているのか・・。
水の日 2017年 〜今年は、「水の日」「水の週間」第41回〜
普段我々が口にする水。
洗濯をしたり、トイレや、お風呂。
さまざまな場面で、水を利用しています。
しかし、我々の家庭生活以外にもいたるところで使われています。
なので、社会の中で利用されている水について知ってみましょう!!
〜全国の水使用状況〜
2012年における取水量ベースの全国の水使用量(国土交通省より)では、以下のような結果が出ています。
2012年における水の総使用量は805億立方メートルで以下のような割合になります。
生活用水・・・151億立方メートル
工業用水・・・115億立方メートル
農業用水・・・539億立方メートル
生活用水よりも、産業に使われる水(工業用水、農業用水)が多いことが分かります。
〜具体的にどのような使われ方をしているのか〜
○生活用水・・・飲用、炊事、洗濯、入浴、掃除、水洗トイレ、散水など家庭で使用される水。
その他、職場や、病院、デパート、ホテル、飲食店など、公共の場で使用される水があります。
○工業用水・・・製造業などで使われている水です。
原料用、製品処理、洗浄用、ボイラー用、温度調節など製品の製造過程で使われている水です。
○農業用水・・・水田かんがい用水、野菜果樹作物の生育のための畑地かんがい用水。
牛、豚、鳥など家畜飼育のための畜産用水として使われている水。
また、農業用水はこのほかにもいろいろな場面で様々な役割を果たしています。
<農業用水その他の利用法>
生態系の保全・・・田んぼなどに生息する生き物や、山などに暮らす動物たちの命を支える役割を担っています。
消流雪用水・・・雪の除雪作業用に使われる水です。
親水空間の形成・・・都市などの景観創出のための水です。
景観の形成
防水用水・・・街中に置いてある放水用の設備です。
水源かん養・・・水田に湛えられた水が地下に浸透し、地下水脈に合流。
そして、河川に還元され、河川の水量調節の働きも担っています。
〜こういうことですね・・。〜
水といえば主に飲用、風呂、トイレ、洗濯などの実生活に直接かかわってくる水を思い浮かべますが、実は、産業用に使われている水の方が多いのです。
その他に、生態系の生命活動を支えたり、都市景観などの充実のための水、また、積雪時の除雪用の水など、我々の生活に様々な形でかかわっています。
当たり前にある水資源の中で生活している我々。
たまには、その当たり前を見直してみることも大事かもね。
〜参考ホームページ〜
水資源:「水の日」及び「水の週間」−国土交通省
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/tochimizushigen_mizsei_tk1_000012.html
日本水フォーラム|地球上の水問題
http://www.waterforum.jp/jp/resources/pages/global-water-issues.php
農業用水の多面的役割:農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/kurasi-agwater/k_function/
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2017年8月9日