- 水の日2017
「みんなで考える水の日」。
パート4:インドの水事情。
労働人口のおよそ3分の2が農業従事者という農業大国であるインド。
しかし、近年の経済発展、環境問題などの問題。
そして世界でも、極めて深刻な水問題を抱えている国です。
ガンジス川などの大河のある水源に恵まれた国ですが、浄水設備がしっかり整っていないため、安全な水を利用できない現状にあります。
〜汚染される水〜
インドは近年の工業化経済発展に伴い、都市での人口増加が著しい新興国です。
その結果、工場排水や、浄水設備の整備の遅れが工業発展に追い付かず、水質汚染が深刻な問題となっています。
工場などから流される汚水が未処理のまま水源に流されたり、水道管と下水道管が併走している場所で、どちらの管も破損していることがあり、そういったことが原因で、下水道管から漏れ出た汚水がそのまま水道管の水と混ざってしまい、汚染された水がそのまま家庭用の水として利用されたりしています。
また、水道水を使って洗濯をすると、黄ばんでしまうといわれており、インドの水道水を直接口にすることは非常に危険です。
こうした水の汚染により、コレラや腸チフスなどが蔓延することも珍しくない、このような問題に直面しているのが現状です。
〜水ATM〜
汚水問題の深刻化するインド社会。
2013年。
首都のニューデリーで、カードを使って水を引き出すことができる「水ATM」が登場しました。
利用者はチャージ式のICカードを使って水を受け取ることができ、1セントにつき、最大4リットルまで給水をすることができます。
これは、インドの物価を考えても非常に安価に手に入る料金だそうです。
「水ATM」が登場する以前のニューデリーでは、週に一度の給水があるのみで、その給水をめぐり住民同士での争いが起こることもあったそうです。
「水ATM」が住民に徐々に広がりを見せ、水を介した感染症問題を改善が本格的な実現に向かっているそうです。
〜インドの住民の意識改革が政府の目下課題〜
インドでは、水道料金がタダという地域が多く、インド社会では、お金を払う習慣があまりありません。
しかし、水の安全面、衛生面へお金を払うことで、水の汚染による健康被害を防ぐことにつながり、その結果医療費負担が軽減されます。
健康体であることで、大人達が仕事に従事することができ、子ども達に教育を受けさせやすい環境を作ることができます。
そうすることで、貧困問題も改善に向かわすことができ、住みよい社会を作ることができます。
現在、インド政府は、インド社会に住む人々に水に対する知識と、十分な認識を深め理解を求めることを課題として、取り組んでいるそうです。
インド社会、農業とともにどんどん国際化している・・・に伴いの環境汚染問題を抱える議会制民主主義国家。。。
次回日本に戻りマス。
でわでわ〜。
〜参考ホームページ〜
ウィキペディア
全世界水道なう|世界の水道事情
http://www.tucsonpimawaterstudy.com/#
インド基本情報[お水事情編]|Tap Trip
https://taptrip.jp/11510
インドの水事情|健康水生活
http://oic-mizu.com/archives/54
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