第百一回 

水コラム番外編  テン子哲学。(第2回目)
〜泪のわけ〜




泪。

嬉しいとき、悲しいとき、くやしいとき、怒りにふれたとき、心の琴線に触れたとき。

目から零れ落ちる心の雫。

ウソの涙。

ウソの涙の中にも、心が記憶した偽りのない思いが宿っている。

心の叫び声。

魂の悲鳴。

身体の渇き。

自分という人間の心の記憶。

それは自分という人間がたしかに人格を持った人間であるという証。

そして、ここに生きている証。

流した数だけ、人として生きてきた証。


泪は自分の通ってきた過去の路の記憶。


泪の数だけ魂の色がある。








〜参考〜


テン子脳内書庫文学全集


テン子心の歳時記













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2019年9月1日