- 第十七回
死海:パート1
〜死海って?〜
はい、今回テーマ「死海」です。
はい、みなさんご存知、あの有名な、そこの水に入ると、体が水の上にぷかぷか浮いちゃうあの、「死海」でございますよ。
一度は、あの浮いた感覚を体験してみたい!!なんて方結構いらっしゃるんじゃないですかねー。
そういう方は、是非ね、イスラエルか、ヨルダンへLet's GO!
女性今回注目です。
まあ、ご存知の方多いでしょう!
ハリウッドセレブも、かの世界三大美女クレオパトラさんも愛用していたというわれるほど、「死海」に含まれるそのミネラル成分というのは、美と健康に効果があるようです。
死海の成分でできた、泥パックや、ミネラル石鹸も、数多く出ていますね・・。
とにかく、そのまれな水、今回もとても、興味深いですな・・。
では、はりきってまいりましょう!!!
「死海」・・。「死」の「海」と書いて、「死海」です。
その名前の由来は、水質に秘密があります。
「死海」の水というのは、他の海の塩分濃度に比べ、驚異的に高い。
これは、皆さん知っているでしょう。
水に対する塩分の比率は、約30%で、たとえば、1リットルの水に対し、塩を300g入れたと考えていただければ分かりやすいかと思いますが・・。
ある人の話によると、「死海」の水を口にすると、塩辛をなめている感じだとか・・。
、そんな高濃度の塩分の含まれる所じゃ、魚もなにも生活ができない、死海の中心に放り込まれた魚は、死んでしまうそうです。
実際、湧水の発生する一か所を除いては、魚がいたという確認は取れていないようですし・・。
そんな、こんなで、生物が生息できない海「死」の「海」なんです。
ミネラルも塩分濃度が高い分豊富に含まれているわけですよ。
その成分を利用して泥パックや、化粧品の販売が盛んに行われていますし、死海周辺は、一大観光スポットとなっています。
ではね、何で他の海よりも異常に高い塩分濃度になったのか・・?
「死海」、周りが陸地によって閉ざされている、大陸の中に存在する、海・・。
これこそ、まさに、異常に塩分濃度が高い水が生まれた由縁なんですね。
大昔、イスラエルと、ヨルダンの国境(死海のある周辺)あたりは、今の地中海とつながっている海でした。
それが、海底隆起・・つまり、海に沈んでいた場所が、海の上に上がって土地が盛り上がったんですね。
その結果今現在、「死海」になっている部分だけが、外の海から隔離されそこの場所に閉じ込められた形になったと考えられています。
そして、この「死海」周辺地域は、年間を通して、雨も少なく、また、「死海」はいったん水が流れ込むと、どこにも流れていく出口がない閉ざされた「海」なので、強い日差しによって、そこの水は、ほとんど蒸発してしまいます。
そのため、塩分が異常に残り、生き物が生きられないほど、高い塩分濃度の水質になったのです。
やはり、地球規模で考えるとすごいですよね。
自然の底力というか、地面を盛り上がらせたり、海水の濃度を、他の海の10倍近くまで濃くさせてしまう(ちなみに、一般的な海は水に対する塩分の比率は約3%です)。
自然の成分なんて我々が、作りだそうとしても、無理ですよね。
そういうわけで、次回パート2は「死海」の観光スポット?というか、見どころなんかをテーマにしたいと思います。
なぜ海に浮くのか・・とか、死海のミネラルパワーの秘密なんかもやってみたかったけど・・。
正直な話、物理と、化学と、医療のまざりあった、ちょっと頭の痛くなる説明になりそうなので、やめます。
まあ、でもそこらへんもザックリ触れられたら触れてみます。
こうご期待!!
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