- 第二十九回
ローマ水道−世界初の水道−
みなさん。
”水道”ね。
どの家にも必ずある、我々の生活には欠かせないもの。
考えたことないですか?
だれが作ったのか・・とかね、そういうの?
水・・。生きとし生けるものに欠かすことのできない”命の源”。
そして、その水を我々のもとへと、もたらす、”水の道”・・。
はい!
今回のテーマ”ローマ水道”です!!
ローマ水道:古代ローマ人が都市や工場地に水を供給する目的で、建設した。
そして、その一部は、市民の家へとひかれていく・・。
しかし、ほとんどの人々は自宅に水道水を引くことができず、私設や公設の水道施設を利用していました。
今から、約2300年前・・。
ローマに世界初の水道ができました。
それが”ローマ水道”です。
イタリア半島を中心に広大な大地を領土とした・・古代ローマ帝国。
人々は、町に浴場やトイレをつくるようになります。
そのため、大量の水が必要になりました。
また、ローマ市民の出す生活排水や降った雨水を流す場所も必要になります。
そして、国が大きくなるにつれ都市内では、水の供給不足が深刻な問題になっていきました。
川や井戸などから供給していた水が足りなくなります。
それを解決するためにつくられたのが、”ローマ水道”だったのです。
人々は、近くの山の水源地から街まで水を引いてくる一大工事を決行するのです。
この大工事で11本の水道が設置され、都市ローマ内の水道の距離は合わせると約350キロメートル。
また、ローマ水道は主に、地下につくられています。
そうすることで、動物の死骸による水の汚染や、敵からの攻撃から水道を守ることができたのです。
そして、”ローマ水道”といえば、アーチ構造の水道橋。
この形には意味があり、アーチ型にすることで、丘の多いローマ市内への水の供給をスムーズに行うことができました。
また、水道橋に微妙に、傾斜をつけることで、山の水源地から街まで水を流れやすくしているのです。
この”ローマ水道”・・。
ほかにもいろいろな工夫がされているのです。
例えば、不純物を沈澱除去させるための池や、分水施設なども設置されています。
”ローマ水道”・・古代ローマ人たちの高度な土木工学の技術が駆使されている最高の”水道路”なのです。
しかし、実際に水道を所有できたのは、高位の位につけているごく一部の人間だったようです。
皇帝は、敷地内に巨大なプールを設置したりして民衆に力の誇示をしていたとか・・?
一方市民の多くは、近くの公共貯水槽から水をくんでいたのです。
やがて、ローマ帝国は敵により滅ぼされていきます。
そして、”ローマ水道”も敵によって破壊されたりメンテナンスがいきとどかなくなって壊れていきます。
しかし、”ローマ水道”の一部は今でも残っていて、人々に使われているそうです。
2000年以上前につくられてなおも顕在して、人々に使われている”ローマ水道”・・。
これだけでも、当時の人々の技術力の凄さがうかがえます・・。
今はすぐに手に入る水ですが・・。
当たり前になりつつある、水道水・・。
水道の起源をたどると、水がどれほど、我々にとって重要なのかってことが、見えてきますよねぇ・・。
油断すると、水を出しっぱなしにしたりしちゃいます。
蛇口の水を気に掛けるだけでもだいぶ違いますよ。
日常の一部として考えれば、そんなに大変じゃないし・・。
1人でやると大したことにはならないかもしれないけど・・。
これを読んでくれた人が周りにも声をかけたりしてくれれば、結構大きな力になるんじゃない?
そういうのも、一つの威力?
「地球を守る」とか、「環境問題」とか、そういうふうにとらえるんじゃなくて、・・。
「自分たちが飲んでる水くらいは自分たちで守るのは、自己責任でしょ?」
意識の持ち方次第で、面倒なことは、面倒でなくなるんじゃない?
まあね、これを多くの人が実行してくれれば、水問題に関して考えてくれる人が増えるし・・。
(で・・「ないてん」さんの株も上がるしね、そうすると、やっぱり、テン子さんへの見方も変わって・・。
うらメンの根拠のない、テン子さんへの悪評も払しょくされて・・。
いいことづくしで、結果オーライ、ですかな・・・。)
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