- 第三十七回
去年にひきつづき第2回「水の日」です。パート3
−世界水の日−
みなさん、「世界水の日」という世界規模で行われている国際会議があることをご存知でしょうか?
1992年6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議の「アジェンダ21」)で採択されました。
1992年12月には、国連総会本会議で、翌年1993年から毎年3月22日を「世界水の日」と決議されました。
では、その「世界水の日」とは、どのようなことを行う日なのか・・?
〜「世界水の日」とは・・?〜
国連が定めた世界レベルで環境問題の取り組みを推進していこうとする活動です。
水資源の重要性を世界中に情報発信し、水問題の啓発活動を行い、考えるために設けた日です。
また、「世界水の日」をきっかけに、現在起こっている水の問題を知り、何ができるのかを考えるきっかけとなることを目指しているのです。
−2014年世界水の日記念式典−
2014年3月21日に世界水の日記念式典が東京で開催されました。
その式典では皇太子殿下のお言葉や、太田国土交通大臣の水に対する考え方や水技術などの講義が行われたそうです。
そして、水問題が世界レベルで最も深刻な問題であり、食糧問題・エネルギー問題との関連性が非常に強くこれらの需要は今度ますます増えるという予測が出されたそうです。
〜「世界水の日こども議会」〜
「世界水の日」について、次世代を担う子供たちにも考えてもらおう・・という趣旨で行っている、子供たちが中心となって「水」について話し合う場です。
水資源について発言し合い、世界中の子供たちとともに考え、将来国際社会で貢献できる人間へと成長してもらいたい・・という願いを込めて持たれた場です。
2010年に始まった「世界水の日こども議会」は国連の「世界水の日」事務局からも公認されているそうです。
水問題というのは、日本だけの問題ではないのです。
日本という「豊かな水」に恵まれた土地・・。
おそらく、その豊かさに気づかずに日本のほとんどの人は暮らしているかと思います。
日本を本当に知るということは、日本という国を外から眺めてみないとわからないということです。
つまり、日本は世界から見たら資源に恵まれた珍しい国である・・ということなのです。
世界には、きれいな水を使うことが困難な国がたくさんあるということなのです。
その話は、次回のコラムで・・ということで。
ではでは〜。
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