- 第四十五回
「サンゴとサンゴ礁。」
パート2:サンゴの海での役割。
はーい、みなさん。
一週間ぶりですね。
今回は、「サンゴとサンゴ礁。:パート2」ということで、サンゴたちの役割をね、調べてみました。
サンゴだってね、海の中にただただあるわけではないのですよ。
サンゴにはサンゴの仕事があるのです!!
そもそもサンゴというのはどの辺に生息しているかというと、世界の熱帯・亜熱帯・・赤道付近に多く存在しています。
太平洋とか、大西洋、インド洋の西側にいるということです。
海にすむ生物は、約50万種といわれており、そのうちの4分の1がサンゴ礁近辺で生息しているそうです。
サンゴ礁というのは海の生物たちの住み家としての役割もあるのですね。
海にすむ生物たちはそのサンゴ礁で、外敵から身を隠したり、あるいはエサを捕獲したり、卵を産んだり、子育てをしたりするのです。
また、それだけではありません。
サンゴは天然の防波堤としての役目も持ちます。
サンゴ礁というのは図のように、礁の外側は、急に深くなっています。
この礁が、激しい波を食い止め津波を緩やかにしてくれるのです。
そして、サンゴの重要な役割の1つに海水中のCO2濃度、つまり二酸化炭素濃度の調節があります。
サンゴはサンゴの中にいる褐虫藻が”光合成”をおこなうことで、海中の酸素と二酸化炭素のバランスをとっているのです。
つまり、海の中でも酸素が造られているのです。
みなさん、”光合成”の仕組みは覚えていますでしょうか?
(テン子さんは、忘れていましたが・・何分記憶力には自信がないものでね。)
光合成・・植物が、水と二酸化炭素を使って、デンプンや、酸素に変える。
そのときに、水や、二酸化炭素などの物質の、分解・合成を
行うためのエネルギー源(動力源というほうがイメージが
しやすいのでは・・?)として、光が使われる。
みなさん、ミキサーをイメージしてみてください。
ミックスジュースの原理と同じです。
ミックスジュースは、野菜や果物を一緒に粉々にして、混ぜて、ジュースになりますね。
つまり、「光合成とミックスジュース作り」で考えた時、
材料を「水と二酸化炭素=野菜や果物」とし、
「光=ミキサーの動力」を使って・・。
そして、「酸素とデンプン=ミックスジュース」が作られる。
という感じのイメージで、どうでしょうか?
まあ、ミックスジュースは野菜や果物を撹拌して混ざってるだけなので、光合成で水と二酸化炭素から作られる、酸素とデンプンの酸化・還元のような結合とは少し違いますが・・。
(ザックリ考えると、ミックスジュースという一個体・・液体が、できているという意味では、結合したとイメージできませんかね・・?それ、だめ?)
まあ、”光合成”というのはね、決して、陸上だけで行われている行為ではないのですよ。
考えてみればそうですよね。
太古の昔、生物は、海の中に生息し、やがて陸地に上がってきた・・。
海で行われていたことが、陸に移ったのだから、海の中で”光合成”が行われているのは別に不思議なわけでもなく・・むしろ、起源というのは海の中にあるわけですよ。
それはさておき、脱線しそうなのでね、戻りますが。
そいうわけで、サンゴの中に飼っている褐虫藻が行っている”光合成”・・。
それによって、酸素や、ミネラルなのどの栄養素ができ、さらに、それをサンゴ自身がエネルギーにしているという。
まさに、サンゴの自給自足。
しかも、その作られた酸素やミネラルの一部は、海中に住むほかの生物たちの栄養源(つまり、お食事)にもなっている・・。
我々人間に比べ、なんて無駄のない仕事か、と、思いませんか?
さらにです。
サンゴの働き、これだけにとどまりません。
この”光合成”によって、海の中が清浄化されるそうです。
だから、サンゴ礁のある海が透き通ってきれいなのは、このサンゴたちの”光合成”のおかげなのです。
どうですか?
サンゴって、動いてないようで、しっかり働いているのですよ。
海の生物たちの生活の場を与え、酸素やミネラルを生み他の生物たちにもおすそ分け。
さらに、海水のクリーン活動。
果ては、我々陸上に住む動物の住み家である大地の浸食をも、津波などから守ってくれるという。
サンゴのこのサービス精神の旺盛なことには、頭が上がりませんな・・。
しかしね、みなさん。
近年このサンゴたちが危機的状況に直面しているのです。
ではね、今回はここまで・・。
次回パート3は、「サンゴの白化現象」について取り上げてみたいと思いますのでね。
テン子さんはね、今日も忙しい・・。
明日も忙しい・・。
昨日も忙しい・・。
年がら年中忙しい・・・。
まあ、”おやつたいむ”と、”睡眠たいむ”はね、しっかりいただいてますがね。
それでは、ではではではでは・・・。
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