- 第十回
「軟水」?「硬水」?なんじゃらほい?
パート3 :「軟水」「硬水」っていうけど・・?
(硬水のことと食のはなし。)
はい、おまたせしました。「なんじゃらほい!」シリーズパート3です。
今回は、「硬水」についてです。「硬水」って結構使い勝手が良くないみたいです。
例えば、硬水で石けんを泡立てようとすると、石けんカスが衣類につき色がくすんでしまったり、色がくすんでしまったり、異臭をはなったり。
なんかね、逆に衣服をいためて、よくないみたいですよ。(ヨーロッパの人とかは、どうやって洗濯するのかな・・。)
またね、「硬水」で洗車すると、白い斑点が出るようです。
工業用水としてもよくないようで、「硬水」に含まれるミネラルが化学反応を起こして、機械にトラブルを生じさせたりすることもあるそうです。
(とりあえず、今回はこの辺は深く追求しないので、面白いんで自分でちょっと調べてみてください)
では、ここからおまちかねー。
メインの食とのつながりについて触れていきましょう!!!
パート1でも、お話したとおり「硬水」はミネラルを多く含んだ水のことです。
なので、カルシウムなどのミネラルを摂取することができます。
また、カルシウム成分が繊維を固くするので、野菜の煮崩れが起こりにくくなります。
そして、「硬水」はスープストックを作る時にも活躍します。
「硬水」でじっくり煮込むことで、深い味わいを出すことができ、また、肉などから出てくる臭みや、アクも取り除くことができるようです。(うーん、水って奥が深いですねぇ)
とまあ、いいところもありますが・・。
やはり、多くの調理法には向いてないようで、ヨーロッパの「硬水」の出る地域では、パエリアなどのようにお米は油で炒めたり、野菜の水分を利用した料理が、発達してきたようです。
そして、生クリームバターなどを使うなどなるだけ水に頼らない料理が食文化として生きているようです。
イタリア料理にトマトが多く使われるのも95%が水分である特性を生かしているからだそうで、いやー、あれほど鮮やかなイタリア料理、こんなルーツで育ってきたんですねぇ。
なるほど、ヨーロッパの料理というのもやっぱり、地質や気候、水が深く関係してきたんですよね・・・。
、知れば知るほど、感動しますね。その環境にあった食文化を築き上げてきた。
やっぱり、人間だって自然界の一部って気がしません?
今の時代、何でも手に入るじゃないですか。だから、当たり前にイタリア料理作れちゃいますよねー。
でも、そのイタリア料理ってのは、イタリアの地域に住んでた人たちが、そこにあるものを工夫して、作ってきた。
その結果あんなおいしい、パスタや、ピザなんかが生まれたわけですよ。
なんか、これぞ、未来に残された、偉大な知の結晶?財産?そんな感じ、しませんか?
まあ、とりあえず、「軟水」「硬水」シリーズ終わりです。
どうっすか?すこしは「なるほど・・」とか、思ってもらえました?
ワタクシねぇ、感動の嵐ですよ。
でもね、ほのちょっとかじった程度なんで、ぜひね、興味を持った方は、調べていただきたい!!
そんでね、日本食ね、和食ですよ。
美味しいものを。
そっ、これぞ"日本食"っていうおいしい和食を作っていただきたい!!
で、いつかテン子にそのおいしいやつ、食べれるような、りーずなぶるなお値段でお願いしますねーーーーー。
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