「うらメン」まめまきぱーてー。
うっしー:・・で。
「まめまき」、するんやろ?
ヒヨコ:誰が「オニ」やるの?
テン:この、『ぶんけん』によると・・。
家長となる父親か、年男が、・・・鬼の役をやる・・らしい。
キンギョ:ふぅ・・『じゃんけん』て、とこかしら?
テン:うん。
ここはやはり、うっしーで!
うっしー:!!?
な、なんでや!?
テン:うっしー。
「鬼」というのはね、「真夜中」に「鬼門の方角」からやってくるのだよ。
ここに書いてある。
うらメン:あっ、ほんとだ。
うっしー:(むか。)だから?
テン:つまり、真夜中・・だいたい一時半ごろは、昔の時刻の読み方でいうと、「牛寅」の時刻。
そして、「鬼門の方角」とは、つまり、北東を指し、昔の見方では「牛寅の方角」を言う。
つまり!
イヌ:うっしーで決まりやな・・。
キンギョ:そうね。
今回はテン子のいうことに一理あるわね。
うっしー:ちょ、ちょとまてぇ!!
たしかに、そういうふうに「ぶんけん」に載ってるんやったら、
ウシである、私かもしれんけどや!
「ほるすたいん」とは限らんやろ!!
そもそもうちら「ほるすたいん」族は、日本に来たのは、明治以降や!
ドイツにおったんやそれより前まではな!
だいたい、その「鬼門」とか「牛寅」とか、そういう文化は、
・・ほら、ここに書いてる。
節分で、豆で鬼をはらうようになったのは、室町時代今から600年以上生も前のことやろ!
それにや・・!
ネコ:まあ、ええやん。
うっしー、ほらここ見てみ。
「オニのつのは、ウシのつの・・」って書いてある。
キンギョ:あっ、ほんとだ。適役じゃないの、うっしー。
うっしー:だから、私ら「ほるすたいん」は、その頃は日本にはおらんかった!
つまりやな!!!
ヒヨコ:もうさ、やっちゃいなよ。
うっしーもさ、豆を投げる気できたと思うよ。
でもさ、うっしー。
節分には、オニがかかせないんだよ。
オニがいなかったら、肝心のまめまきがきないじゃん。
重要だよねぇ、オニってさ。(・・たぶんね。)
テン:そうです!
オニは、邪気の象徴!
そして、その年一年の無病息災を願って鬼を追い払う行事が、「節分」なのです。
だから、その鬼を追い払う一種の儀式!
つまり鬼がいなければ、ヒヨコの言う通り、この儀式は成り立たない!!
それに、オニっていうのは、地域によっては神の遣いとされたり、
ご先祖様のなりかわりとされ崇められ迎えられているのです!!
「鬼はうち」なんて言って招き入れられている地域もある!!
うらメン:(・・。)
うっしー:・・。な、なるほど。
そういわれればそうやな・・。
「オニ」はじゅーよーなポジションや・・。
うらメン:(・・。)
テン:では、決定ですね!
今年は、うっしーが「オニ」の役をやるということでよろしいですね!
うらメン:(・・。)
うっしー:ふっ。
分かった!
その重要な役目、今年は、みごとに私がやってあげるわ!!
さあ、みんな!!「まめまきぱーてー」の始まりやーーーーー!
気張っていくでー!!
テン:うおーーーーーーーーーー!!!
(・・ふっ。・・ちょろい。)
テン子の家へ。
コラムの大広間へGO!
2015年2月3日