- 縁日。
縁日だよ。(これも僕に与えられた仕事。)
とりあえず、縁日ってどんな感じ?
こんな感じじゃない?
どん!!
↓
まあ、ある意味間違ってないよね。
間違ってはない、が・・・。
そもそも、縁日というのは、信仰上の用語なんだよ。
神仏の降誕・示現・誓願などに由縁のある日のこと。
「有縁日(うえんにち)」または「結縁日(けつえんにち)」の略で「縁日」と呼ばれるようになったのです。
この日は、特定の神仏がそれぞれの特定の日に降りてきて、参詣に来た人々を救ってくれると信じられています。
そして、神仏と人々との仏法の縁を結び、そして功徳で進行に導くとされています。
そのためこの日にお参りをすると、特に御利益があると信じられています。
・・・へぇ。人間て、結構何も知らずに、文化を継承したりするのかな・・。
テン子は完全に、縁日が人が集まるお祭りだと思ってるよ。
〜縁日とされる日。〜
神様や仏さまが、降臨示現した日や、自社が立った日。
また、空海や日蓮などの宗祖となった人物の忌日。
人間てさ、目に見えないものも信じてるんだね・・。
〜縁日の露店。〜
ところでさ、人間は参詣してお参りをするよね。
そして、わたがしを買ったり、フランクフルトやリンゴあめなんかを買います。
モチのロンで、かき氷にアイスクリーム・・・。
(これテン子の嗜好だから・・。ここに書いてあるし・・・。)
いろいろお買い物をしますね。
(テン子の基準だから、これ・・。)
なんでお店が出てるのか・・?
あれは、「縁日」という日とは全く関係ないそうです。
「縁日」というのは、鎌倉時代に中国から伝わった中国の文化にちなんだもののようです。
中国の唐の時代。
お釈迦様の誕生日(灌仏会-かんぶつえ-)や、命日(涅槃会-ねはんえ-)などを縁日としていたものが、日本へ伝わったそうです。
そして、いまみたいに「縁日」に露店が出るようになったのが、江戸時代。
自社に参拝者が多く集まるようになり、露店や、屋台が並ぶようになったそうです。
このころは、氷売りや金魚売なども出ていたそうで、金魚すくいというのは、歴史のある出店だったんだって。
(・・・・・・・キンギョが聞いたら卒倒するな・・。)
まあ、つまり、縁日の店のならぶ風景?
あれは、江戸時代の人々の商業目的から始まったものが、風習になった・・ということらしいよ。
勉強になりましたね・・。
人間というのは、いつの時代も・・・・・・ちゃっかりしてますな。
(これも、テン子の感想だから・・。)
〜ボク的にはさ・・・。〜
まあね、ボクらはそういうのはやらないよね・・。
うらメンになってからだよ。
最近さ、・・すごく寝不足で。
なんでかって考えたら、テン子の用事が多いんだよね・・。
なんでボクまで働かなきゃならないんだろって思うわけ。
でも・・まあ、新しいことをしてみるのも、世の中を知る一つの方法だよね。
こんど、うらメン会合で「報酬のアップ」を申し立てしなきゃな。
それからさ、こういう子供じみたいたずらするのもいいかげんやめるように言っとかなきゃね・・。
文:ヒヨコ
監修:テン子
九月の行事の部屋へBACK。
歳時記部屋へBACK!