キンギョのぽえむよ。 ネコのにっきや。 2016年10月3日 第13回 ☆CHIBIKO☆。 ここでは、わたし、キンギョが詠ったオリジナルのポエムをご覧いただけます。 ☆CHIBIKO☆。 なんでだろうな。 目から落ちてくる。 なんでだろうな。 とまらない。 あの子のたいせつな日。 あの子の大きらいな日。 いつの間にかその存在さえも消されていた日。 何もしたくない日。 誰にも会いたくない夜。 誰ともしゃべりたくないこの今の時間。 一人静かに、クレイグ・デイビットを聴く。 軽快なリズム 懐かしいメロディー 物悲しい声 ベッドの上に横たわる制服姿の少女 天井からつり下がっている照明電気をまっすぐ見つめる瞳 そばでは扇風機がカラカラ音をたて回っている 窓の外から蝉の声 棚の上 ラジカセのスピーカーから聴こえるDJの楽しげなトーク 日の光の差す部屋 窓辺の壁の影 ナミダってどうして出てくるんだろう・・・。 からっぽの頭を無視して、目から流れ落ちるしずく 琴線をふるわせるもの。 心臓がビートする。 鼓動が身体を支配する 頭の中でまぜこぜにされた記憶は何を語ってるんだろう。 ひとりでいたい夜。 何もしたくない日。 じっとたえている身体。 何を見つめるわけでもないのに それなのに・・・ その瞳は迷いをしらない。 ナミダって、すくなくともイキテルことのショウコだよ。 ナミダってナンナンダロウね。 キニスルナ!! いつもソバにイルダロ。 また今日も、どこからか流れてくる音のない声。 頭の中に響く声はいつも透明で いったいドコからキコエてくるんだろう。