ないてん井戸端会議2
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ないてん第11話
東京日記。
「出張テン子のお宝紀行発見伝:パート2」
(革屋?のおねえさん。)
(・・ ”じっ。”と、視線を感じる・・。どちら様だろ?)
作業している、テン子をじっと見つめるこの方は、どなた?
テン :どちらの方っすか?
おねえさん:わたし、そこで(斜め前のブース指さして)やってるんですけど(#^.^#)。
ちょっと、寄ってみました。革をね取り扱ってます。
テン :!!革ですか!?いいですよねえ、革。私も最近興味があって。
おねえさん:もしよかったら、後で寄ってみてください(*´▽`*)。
・・・ここは、とあるビッグな見本市の行われている会場。
各社、いろいろな企業の方たちが自社のアピールも兼ねた情報交換の場。
革と聞けば、見に行かなければ!!
早速すぐにでもお伺いしますと、ワタクシちょっとだけ「ないてん」ブースを抜け、斜め前の革屋さんブースへ。
そこには、革やらガラス金属などに細工をしアクセサリ、ストラップ、キーホルダーなどの小物が飾られていました。
よかったらこの革で何かデザインして、差し上げますよ。
おねえさんそう言って小さいキーホルダー用にカットされた楕円形の革を見せてくれました。
おぉ!!これは!!革ではないですか!
ぜひ、お願いします。
おねえさん、なんとそこの工房さんのデザイナーさんらしく。
革のデザインやっているとか。
趣味でも、自分でデザインして革製品を作っているみたいで。
自分でデザインした革のカードケースを見せてくれました。
一見、お財布かと思ったけどしっかりと革でデザインされたお花を表に縫い付けてあるかわいらしいベージュと茶色のカードケース。
テン :カッコいいっすねぇ。デザイナーさんですかぁ。
おねえさん:かっこいいですよ(#^.^#)。
テン :・・・(すごい!自分で言ってしまえるほど誇りを持ってる)。革、いいっすよねー。
この温かみのある色とか。
おねえさん:使えば使うほど良くなるんですよー。
テン :シワとかできたりするのもいいんですよねー。
などなど、このように、お互い革の良いところなどを褒めちぎり、話は盛り上がり。革のキーホルダーもゲットでき。
しかも、デザイナーのおねえさん、自分の仕事に自信をもってて、・・・かっこいい。
おねえさん大阪から来たらしく、もし大阪に行ったときには、ぜひ寄りますんで、私のデザインのオーダーメードでよろしくお願いします!
と、勝手に予約をしちゃいました。
商品のパンフも頂いたし、あとは大阪へ行く機会を待ちつつ。
ワタクシ、テン子の持続力のない記憶力をいかに、維持できるかにかかっております。
よしゃっ!
そん時のためにデザイン画を作っとこう!
すっごいカッコいいレザーの・・何にしようかな・・。
とにかく、ゲットしますよ。
毎晩寝る前に大阪の革屋(アクセサリを扱うお店だと思いますけど・・)のおねえさんとの出来事を思い出すようにしておかなければ。
少し楽しみが出来ました。
2014.9.15

ないてん第12話
東京日記。
「出張テン子のお宝紀行発見伝:パート3」
(日本のもの大好き、おねえさん)
・・・じっと見られてる。スーツ姿のおねえさん。「ないてん」ブースにいらっしゃいました。
スーツのおねえさん:なにやってるんですか?
テン: 「ぱほーまんす」です。ちょっとでも目立って、人にここに来てもらおうと思って。
などと、話し始めたわけですけど、どうやらこの方、日本の物が好きらしく、和紙屋のテン子といっぱい話をしてもらいました。
この方、海外との企業間の仲介やら、商品の企画みたいなこともやってる会社の方みたいで。
おねえさん:とにかく日本の物をもっと世界へ!!
ブランド力アップを!!
こんなかんじで、私、ちょっと感動しました。
今の20代の方には珍しく、すごい熱意と内側から湧き出てくるエネルギーといいますか、根性のようなもの?
アグレッシブでその迫力に圧倒されました。
・・・内側からみなぎる自信、きっといっぱい失敗とか苦労とかして、壁にぶちあったってここまで来たんだろうな・・・。
すごいなあ、東京の人は・・。
おねえさん:私はね、もっとこういった日本の物、日本の商品に頑張ってほしいんですよ!!
テン: (おお!!)
おねえさん:私はね、日本の物が好きなんですよ!!
私がね、こうこう、こういう企画をね、上司に出したら、上司に「アホかお前は!下から攻めるより上から行け!同じものを売るんだったら上のブランドとコラボさせた方が、うちに入ってくる率がでかいだろ!!云々・・・」って言われて、この企画は通らなかったんですけど・・。でもね、やっぱりね、最後は熱意と勢いでもって説得するんですよ。
松葉杖付く覚悟でね、やるんです!!骨のね1本や2本折れる覚悟でね。
それが大事なんです。
テン:(・・・うぉぉ。)
この勢いで、いろいろなことを教えていただきました。
パテントのこと、他ブランドとコラボして商品を出してみること、スポンサーの探し方、和紙の売り方、新しい販路の見出し方などなど。
私、口をはさむ隙もなく、その気迫に圧倒され、目からウロコのノウハウを色々おしえていただきまして。。数十分に及ぶ熱弁のすえ、おねえさん「最後は、努力と根性と熱意で、上司とスポンサーを落とせ!!」しがみついてでも通すつもりでもっていくべし!!の勢いで説得することを、言っていました。
ワタクシ・・・しばらく感動して固まってしまいました。
熱意、そうです。何事にもこれがなければやり通せない!!
できるできないは別にして、まずはやってみなけりゃ始まらない。
おねえさんまだ20代なのにすごいなぁ・・。
こんなに熱のある方初めて会いました。
・・やはり、東京に来てよかったぁ。
いろんな方が集まるところ、いろんな考えをもって仕事をしている。
地域によって様々な事情があり、私、とても勉強させていただきました。
アドバイスをくれたり、字を書いていただいたり。
今回の展示の際に、設置や、いろいろなご協力いただき、県の方々、今回われわれ内外典具帖紙と一緒に出展された他社の方々まことにお世話になりました。
内外典具帖紙一同、深く感謝いたします。
2014.9.21

ないてん第13話
雲竜の原料裂きの仕事。
雲竜(うんりゅう)。
業界の人間でない方たちには、はてな・・・だと思いますので、ご説明しましょう!!!
というか、百聞は一見に如かず。ぽっちっとおして見てください!
↓
ごらんのように、和紙の中に糸のような線が見えますね。
これは、楮(コウゾ)です。和紙の原料ですね。
これを、粗く裂いて和紙の原料の中に一緒に混ぜ込み漉くのです。
これが、雲竜の特徴です。なんとな〜く雲の竜が流れてるようにみえませんか?
イメージを炸裂させて見てみてください。
頭の中に竜を浮かべてくださ〜い。
まあ、そういうわけで、われわれ二日後「雲竜」を漉く予定が入り、急ぎの仕事いただきました。
この和紙に入る、楮の原料裂きです。手仕事です。
10〜20pくらいの長さに切るのです。手で、ぶちぶちちぎっていくんですけどね、これがなかなか大仕事なんですよね。
この原料大量にいるんですね。
直径60p×高さ1mの円柱(注:この式から円柱の体積は求められませんので。ちなみに体積の求め方→円の面積×高さ)の樽を想像してみてください。
この樽一杯の原料をご想像下さい。
・・・。
期限は、翌日です。
ワタクシこの日の前日もこの仕事やってまして、この原料裂きの仕事この日と合わせて、計8時間ほどぶちぶち原料ちぎってました。
(原料ちぎりつつ)
テン:フフフ・・。こりゃ、けんしょう炎になるに違いないね…。
今頃、錦織圭さんも全米オープングランドスラムで、必死こいて戦ってるんだろなぁ…。
テン子も負けてられーーーーーん!!
戦いだぁ!自分との戦いだ!
時間との戦いなんだぁ!!!
けんしょう炎なんかになってたまるかぁぁぁぁぁ!!!
ま、そんなわけで、この日は、ほぼ一日これやってました。まあね、何とかかんとか、樽いっぱいに原料裂いて、このくらいでよかろうということになり。
いやいや、ほんと、間にあってよかった…。
ワタクシ、帰ってぐったりげっそりで、ご飯もそこそこに済ませ、さっさと寝てしまいましたけどね・・。
次の日、朝目が覚めると・・・。(テン子布団の中で)
テン:あれ?・・・肩のあたりが・・重い?
・・・金縛り?!
・・・ 腕が、上がらない。
・・はい。おかげさまで、両腕筋肉痛です。。。
テン:昨日の今日で、筋肉痛になるとは…。
ふふ・・・。まだまだテン子も若いね。
皆さん、いくらテン子がデジタル上のキャラクターで年齢不詳のじつは、相当なオバサン!って思ってるかもしれませんがね、おわかりになりましたね!!肉体年齢の若さ証明されましたね!!
筋肉痛になるタイミングの速さ!10代ではないでしょうか!!
まだまだテン子は若いんです!!
すいません。(直径60p×高さ1mの円柱の樽)って書いてあったけど、計ってみたら70pくらいでした。
でも、結構大変だったんですもん!!
2014.9.21

ないてん第14話
朝のお話たいむ。
朝の会。
この日は珍しく3人だけの朝の会。
マンゴーさんと、イチゴさんとテン子です。
人数少ないから、なにか発言聞けるかなぁ〜・・とか期待しつつ。
朝の会スタートです。
・・というか、そんな大げさな会ではないんですけど、まあ、仕事をはじめる前の顔合わせを兼ねた、お話たいむです。
我々「ないてん」内の仕事は、各自がそれぞれ別々の割り当てられた仕事を受け持っており、ほぼ一日中個人プレーです。
原料の煮炊きをする人、紙を漉く人、原料を混ぜる人、原料に混じってるゴミなんかを取り除く人仕上げ加工をする人、などなど。
もちろん協力して行われる仕事もありますが。
まあ、こんな感じで、一日中その持ち場から離れることができない場合もあります。
なので、一日全く顔を合わせずに終わってしまうこともあり得るのです。
せめて、仕事を始める前のね、ほんの5〜6分今日この日、一日分の顔合わせしとくのも悪くないでしょ・・。
ってことで、ミニ朝の会やってます。
しかし・・この日は少なかったです。
いつものメンバーが、出張やら、急ぎの仕事で手がはなせなかったりで、欠員も
でましたが、こんな日もあります。
で、「朝の会」何をするかってと、ある小冊子をね、みんなで読むんです。そんで、そこに書かれてある内容について、その日一日その内容を目標に頑張って働くぞー、って気合を入れるたいむですね。
その小冊子にはね、いろんな教訓やら失敗談なんかが載せてあって、毎日週替わりでメンバーのだれかが、その小冊子に書かれてあることの感想を言うんですよ。
この日のテーマは、ライバルのいることのありがたさについて考える内容だったんだけど。ライバル会社があるからこそ切磋琢磨しいい商品が生まれる・・というような内容で。
なかなか、言いえて妙だと思いましたね。
世の中競争社会です。ライバルの存在は厄介ですが‥。
もし、ライバルがいなかったとして、それが必ずしも良い物を作る環境であるのか?
競争相手のいない環境・・。
安心していては、緊張感は生まれないし、自分がどんどん怠けていきますからね。
でも、逆に頼れる人がいるのも緊張感を失わせるなって思いました。
だってほら、頼っちゃうでしょ、やっぱり。
バランスって難しいなぁ。
こんな感じでね、朝の5〜6分意見交換したり、一人ひとりの思いとか考えを聞いたりして、交流してるんですよ〜。
でもね、実際仕事開始したら、ほとんど朝の会の内容忘れてやってます。
大事なのはね、5〜6分顔を合わせて声を聞いて、心に少し余裕を持たせることじゃないかってことなんですよね。
緊張感は大事だけども、心の中に少し隙間を作っとかないと、トラブルがあった時あせって冷静に対処できなくなりますからね。
・・・はあ。今回テン子さん、すっごくいい話しましたね。
たまにはね、こういう、いい話?しつつね、テン子のイメージアップをして。
そしたらね、「ないてん」さんが・・「テン子さん、なかなか良かったすよ〜」「なんか最近人気でてきたんじゃない?」なんていう評価をしてくれたらね、「いやぁテン子さんがんばりましたよ〜フフフ。」なんていう流れで、あれよあれよといううちに、テン子の株アップで。
そっ!いずれは、表舞台に立つことができてね。
はれて、テン子ちゃん表デビューっていう感じっすかね。
・・へへへ。
時々、いい話しますんで!!
もちろん、まじめですから、内容は大真面目です、はい!!
「うらテン」を維持してくのも、楽じゃないんすよ。
「ないテン」さんに対する、イメージをね、UPさせなきゃいけないし。
こういうところでね、地道な・・”ぷろもーしょん”活動がいるんです!
2014.9.27

ないてん第15話
木になるカボチャ。
山積みの薪の上。
(立ってるのは・・・誰だ?)
何か見てる?
木を見てる?
テン:何してるんですかー?
マンゴーさん:(こっち向いて)カボチャがねぇ。
どうなったかなと思って。
テン:(えっ?!・・よく聞こえなかった。・・カボチャ???なんで?)
・・・はい?
マンゴーさん:(木を見つつ)カボチャが、なっちょってねー。
テン:(再び)・・・はい???
マンゴーさんまたテン子の顔をみて、「そこそこ」、って。木の上の方に何かあるらしい。
マンゴーさん:見づらいかもしれんけど、黒いのある。
テン子黒い影見つけちゃいましたよ。
・・・うわ、なってる、カボチャ。ハロウィン?!カボチャ丸まる1個枝からつり下がってる。
・・・。
マンゴーさんの話によると、どうやら、ミカンおばちゃんの育てているカボチャのようで。
マンゴーさん「あれ、どうやってとるがやろーねー。」
とかのん気に言ってたけど・・。
・・確かにどうやってとるのかな。。
いやいや、それはともかくとして、なんて珍現象。
ワタクシ、生まれてこのかた、こんな変わったところに住みかをかまえたカボチャお目にかかったことありません。
そもそも、カボチャは土の上で育つと思ってましたんで。
だいたい、何がすごいって、高さ3メートルはありそうなとことに、カボチャの実をつりさげてるってこと。(つるもよくあんな高いところまで這い上ったもんだよね・・。)
じっくりそのすごさ、ご堪能くださいませ。ぽちっとGO!
↓
きっちり測ったわけじゃないんで3.45mあるかは分らないけど・・大雑把にあんな感じ。
写メ撮ったら、あんな感じだった。(1.5mって身長してるけど、実際はちがうから。あえて、キリのいい1.5mにしてある。その方が計算が楽でしょ。・・テン子は実際は、1.5mじゃ、ない!)
あの細いつるがね、スーパーとかで売ってるサイズのカボチャを落とさずづっと持ってんの。
その、根性?
力?
つるの頑丈さ?
植物の底力?・・・つる力?
これも生命力・・・。私、一見地味にどこでもかしこでも伸びてくつるの本領に感服いたしました…。
でね、しばらく時間たって・・・。
ミカンおばちゃんが、車で帰り支度をしてる所に遭遇しまして。
声かけて、木になるカボチャの話してみると、おばちゃんもこの日あのカボチャの存在に気づいたらしく。
テン:あれどうやってとるのかって、マンゴーさん言ってたけど・・。
ミカンおばちゃん:ふふふ。(^。^)。とるときになったら・・・ふふふ。。
・・どうやってとるろーねぇ。
テン:・・・。
(・・おばちゃん、この調子じゃあのまま忘れるか、ほっとくんじゃなかろうか・・。)
ミカンおばちゃん:それじゃあね、ごくろうさん。
(テン)おつかれさま。ドアがバタンとしまって、ぶるる、って車で帰ってたけど。
・・いやぁ。でもあれ、テン子の身長よりかなり高いところにあるし。
やっぱり、はしご使うのかな・・。それとも伸縮自在の枝きりばさみ?
リンゴさんかメロンさんに採ってもらうのかな・・。
・・それにしても、いくら未開拓スペースの多い畑だからって、まさか木の上にまで自分の勢力を拡大させるとは。。・・なんて、たくましい。
恐るべし、自然界の生物。
秩序とか共存とか、あんまり考えてなさそう。
あれはあれで共存かな?いやいや、つるに巻きつかれた木の葉は、カボチャの葉っぱに覆いかぶさられるわけだから、光合成を邪魔されるわけで・・。
つまりやっぱり、これは、種族間の領土争い。
というか、おそらく、自分が生き残るかどうかっていう、・・瀬戸際の戦い。
まさに弱肉強食。
勢力抗争に打ち勝つためにどんどん侵食していく。。。
とはいっても、人間から比べりゃたかが知れてるけど・・。
だけど、すごいよねぇ。
だれも守ってくれないわけでしょ。
1個体で生き抜くんですよ。
周りは、すべて敵。
人間社会、ある意味すごく安全。
一歩自然界に入れば、種族を超えた競争が繰り広げられている・・。
大昔は、人間もそうだったんだよねぇ。
マンモス倒したり、槍持って、弓持っての世界だったわけだし。
ほんと、ご先祖様に感謝します。
まじで、ほんとに、大マジで…。
2014.9.27

ないてん第16話
あにまるず。
時々、ふと、・・しゃべってみたくなる。
会話、というか・・うーん。
テン:空青いねー。
うっしー:フン!そんなん見りゃわかるわい!
テン:昨日は、灰色だった・・。
うっしー:うっさいなぁ。ゴハンの邪魔すんな!
テン:今日は、クリアな青・・・。美しい・・。
うっしー:うっとおしい!帰れ!!
・・的な?
まあね、相手はうっしーなんで。。。(ちなみに、めうっしーです。)
こんな感じですかね。
あ、すいません・・お隣さん牛舎なんで・・。
時々、遊びに行ったりするんですよ。(へへへ。。。)
仲いいのは、仔うっしーたちです。(えへへ。。)
まあね、しゃべれないから、かわいらしく見えるのかもしれないけど。
一緒にいても、うっしーがね、はたしてどこまでテン子の愛情を感じているのか・・。
そりゃね、毎日、ゴハンあげたり、お産の手伝いとかやってるここのおじさんとかおばさんなら分かると思うけど。
いっこうに分からないテン子は、妄想で・・欲求不満を満たしてるのさ。
一方的な感情・・って思うわけ!
だから、たまには、何か返事してくれたらね・・。
何でもいいんだけどね・・(「ハイ」、とか「ウン」だけとかはヤダけど。どっかの家庭の夫婦みたいでつまらん。)
「ないてん」敷地内に金魚がいるのね。ちっちゃい池の水の中で、泳いでる。
それ見て安心するわけ。
テン:あぁ・・よかった。今日も猫に食われてない。
池の水かさが低いからね。いつ頃からか、水が抜けるようになっちゃって。
なんで、ここの池の水、水位低いんだろ。
このままじゃ、猫どころか鳥の餌食になりかねない。
いつも心配になるわけ。
でも、金魚たちには、おそらくテン子がどんなに心配してるかなんていうこと、伝わってないだろうし・・。
たまに来て池の金魚の、生存をね、確認してるテン子の存在すら気づいてないかもしれない。
だって金魚はテン子の言葉が意思を伝える手段てことすら分からない。
まあね、そんな押し付けがましい気持ちを持ったところで、何にもかわりゃしませんがねー。
いいけどね。
お隣のうっしー達は、テン子の存在は認識できてるみたいだし。
時々やって来て頭なでていく変な生き物くらいには、思ってるんじゃないかなーって思うけど。
・・いいけどね、別に。(なんか、シャクに触るけど・・。)
意思疎通くらいは、できてる。
せめて、これくらい相手と共有したいよねぇ。
しゃべれない代わりに、手をベロベロなめに来るし。
顔を持ってきて、素直に頭をなでさせてくれるだけで、十分いいんですけどね・・テン子ちゃん的には。
こちらが相手の意思確認できるから、いいけどね、別に・・。
最近、仲のよかった、子うっしーが出世して・・。
そう、搾乳牛に昇格したんだと思う。
一か月ぐらい顔見せに来ない間に、いなくなってた。
たぶん、この牛舎のどっかで、ミルク出して頑張ってるんだと思う。(さみしいね。)
・・・食用牛じゃなくて良かった。
つくづく思う。
とりあえず、また、新入りうっしー餌付けしなきゃ。
ついでに、乳牛調べてみたら、乳出なくなった牛は、食用になって肥料になって、革になる・・。
・・せつない。
ね、君たち、ありがたくうっしーを食べてあげてね。
大事に使うからね、革。
搾乳してるかな・・うっしー。
牛に友達作るのやめようかな・・。
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ないてん第17話
イレギュラーな一週間。
この週は、テン子さん、労働時間予定がイレギュラーでした。
火曜日は、祝日でお休み。
木曜日は、プラスえきすとらたいむ。
金曜日もこんな感じだったかな。
この週は、少し多めに働きましたかな。
臨時まねーもはいって、少し懐も温かってとこですかね。
まあね、テン子さんは「助っ人プラスあるふぁ」も兼ねておりますんでね。
とかね、偉そうに言えるほど、従順な助っ人っぷりを発揮できてませんけどね。
で、まあ、木曜日は忙しかった、全体的に。
リンゴさんがミカンおばちゃんの助っ人に入ったから、テン子さんが抜けた穴埋めってわけ。
金曜日も、リンゴさんがある会で出ていないからって、その穴埋め。
リンゴさんは、製造のほぼ全般にわたってやるから、忙しい。
外回りをしたり、会合に出たり、まあ大変。
とにかく、あの人?(リンゴ?)は忙しい。
リンゴさん、いろいろ大変ですが、テン子、できることは・・・なるだけするようにしますんで頑張ってください。
(テン子さんのできる範囲は非常に狭いですので、あてになさらないようにお願いしたいですがね。・・へへへ。)
この週は、機械の掃除もありましたね。
漉く紙によっては、原料が違うから、違う原料が混ざるとそれがゴミになって紙に漉きこまれてしまうのです。
だから、紙質保持のために、原料が変わるときに機械をきれいに洗うんだけど、ね。
これも、結構重労働です。
隅々まで、和紙の原料をスポンジでごしごし、洗い落とす。
狭い隙間とかあったりでなかなか一苦労ですよ。
今回は、マンゴーさんが手伝ってくれたので、ほんの小一時間で終わりました。
やっぱりね、こういうのも連携プレーですよね。
何も言わなくても、ちゃんと分って掃除してくれるっていうのは、次の仕事へスムーズに作業を進められるよね。
ま、この週は、少しドタドタしましたけど、こういう、ちょっとドタついた日は、バナナさんがテン子さんにしてくれる差し入れ率がほんの50%くらいアップしまーす。
・・・へへへ。
だからね、みなさんもちゃんとやってれば、こういうラッキーなことも・・ある!!!
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ないてん第18話
意外に情報通の、めろんさん。
めろんさん:今週、日曜日は花火。
テン:はっ?(え?何?)
めろんさん:今週日曜日は、仁淀川で花火大会。
今週土曜日は、日高で花火大会。
テン:(…あぁ、花火大会のことか。)
へえ。(・・なんで、こんなこと知ってんだろ。)
そうなの。
めろんさん。意外と情報通。
いの町周辺に限ってだけど。
だって、この方、ケータイとかカメラとかそういう現代文明の利器・・というか、必需品みたいなのいっさい持ってなさそうだし。
どんなテレビ見てるのか聞いても、そんなに、見てなさそう。
情報にあんまり興味ないのかと思ってた。
で、気になってたからなんでそんなに詳しいのか聞いてみた。
どうやら、めろんさんの住んでる地域は各家庭に町内?放送を受信できる装置が設置されてるらしく。
地域の子供たちが放送してるんだって。
めろんさん:昨日は交通安全の放送があった。
家に帰ってボタン押すと、放送が聴ける・・。
テン:(へぇ・・。なんか、地域の人たちには、充実した地域だなぁ・・。なかなかやるねぇ、そこの町長さん?村長さん?)
子どもが、放送してるのか。毎日するの?
めろんさん:毎日じゃない。
テン:ふうん。
なんか、楽しそう。
お祭りの日取りとか、予備日まで知ってたのは、ポスターでも見てたのかと思ってたけど。
なるほどねぇ。
でもね、今回の仁淀川の土佐の豊穣祭のことは知らなかったけどね。。
めろんさん。おもに、力仕事をやってくれます。
いつも朝一番にみんなより一足早く来て、仕事にとりかかってくれる。
猫と犬をいっぱい飼っているみたいです。
テン:猫は何食べるの?
いっぱいやらなきゃいけないでしょ。
めろんさん:なんでも食べる。ご飯もやるし、ドッグフードも食べる。
テン:!!?(何あげてんだ、この人!?)
猫にドッグフード!?
めろんさん:うん、食べる。肉も食べる。
テン:(肉・・おそらく犬にあげてるんだと思うけど。)
あんまり良いものを、あげると、ぜーたくになるって。
めろんさん:うん、でも、くれくれっていう。(^。^)
コーヒーも飲む。
犬がくれくれっていう。(#^.^#)
テン:!!!?
犬にコーヒー!?(・・そんなんやっていいんか?)
まあ、こんな感じのおちゃらけた人ですが、ないてん人気ランクナンバー1の人気者めろんさんです。(ないてん内ランキングです。)
ある日:
バナナさん:じゃあ、めろんさん朝の仕込みおねがいね。
・・ぷつっ。
テン:(っえ?!)さっきの電話の相手・・。
・・・メロンさん、ケータイ持ってるの?
バナナさん:うん。簡単な、ボタンに番号記録できるやつで。
・・・以外と、現代社会に馴染んでるメロンさんだった。
2014.10.6 このページのトップへ〜

ないてん第19話
ミカンおばちゃんの仕事。
ミカンおばちゃん。ベテラン職人さんで、「ないてん」一の文化人
そして、テン子に負けず劣らずのシャイっこおばちゃん。興味の幅も広いパワフルなおばちゃん。
原料の煮炊きをしたり、原料を叩いて繊維を細かくする作業など色々やります。
ある昼下がり、工場内を、移動していると、”シャコシャコ”と音が聞こえてきて。
テン:(・・・おばちゃん?)
そうです。おばちゃん時々ここで、仕事してます。
テン:(水に原料つけて、何してるんだろ・・。)
なんの作業か気になって、バナナさんに聞いてみると。
どうやら原料の「あく抜き」作業をやってるらしいのです。
アク抜き・・。
これすごく大事な仕事のようです。
これをやることによって、和紙のあの柔らかさが出るということです。
そもそも原料というのは、そのまま全部が使えるわけではないんですよね。
だいたいどの分野でもそうですが。
例えば、テレビ業界だって、いっぱい撮影して、映像とかをよりすぐってるでしょ?
物書きだって、文章を削除したりしません?
それと同じことですよ。
原料はそのうちの、60%くらいしか和紙として使える部分がないんですって。
その、使えない部分を少しでも減らすことによって、より柔らかい和紙にする。
そういう、工程をミカンおばちゃんがしてるんですって。
それは、古く昔からある特殊な技法のようで、やっぱり長年ここで働いてるだけあって、おばちゃん仕事が丁寧だね〜。
・・こうやって、ほかの人の仕事を見てると、結構たくさんの工程があって和紙ってできてるんだなって、わかりますよ。
・・おばちゃん、今度なんか差し入れします。
2014.10.9
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ないてん第20話
ある日のテン子の一日。
この日は、テン子さん、朝から大忙しでした。
早朝出勤。「ないてん」メンバーの来る前に来て、用事を片付けます。
まずは、「うらテン」の更新作業。
「コラム」や「井戸端会議」の記事を編集します。
そして、必要に応じて各記事に、画を張り付けたり、写真の名場面などの編集作業をしたりするのです。
あとは、「ないてん」さんにお借りしてるコラムの告知欄に、コラムアップのお知らせを載せる作業もやるのです。
ふぅ・・。
これがね、なかなか細々とした作業で大変なんですよ。
同業者の方なら分かると、思いますが・・。(・・ちなみに、テン子の本業はホームページ管理の”ぷろぐらまー”です。・・っと言ってしまって大丈夫ですかね?・・えへへ。)
とにかく、プログラムの書き換えは、いろいろと不具合とかとの戦いでもあるのです。
アップした後、ちゃんとネット上に画像が出てるか確認しなきゃいけないし。
テン子、何度もアップに失敗してるんで、気が抜けないんですよ・・。
あと、誤字脱字のチェックとか・・。(皆さんお気づきかと思いますがね・・へへへ。)
こんな感じで、いろいろやって、朝ゴハン食べて。
この日は、取材の日だったんですよ。
午後から夜にかけて、仁淀川で開かれる「仁淀川、神楽と鮎と酒に酔う」に行く予定が入ってるのです。
だから、その前に、以前取材してあったことの文章の訂正とか、調べ物したりとかやって。
コラムの調べ物をしました。
次のテーマがなぁ・・。
テーマって結構悩んで決めてるんですよ〜。
やっぱり、読む人に身近な方がいいかなぁ・・とかね。
ネットで検索かけて、とりあえずこっから入ってみますかー!って。。
まあね、・・ふふ。
楽しみにしてて下さいよ。
テーマが決まったら文献探しです。
そんなこんなで、そろそろ夕方かなって。
帰りにスーパーに寄りました。
スーパー・・。
テン子の数少ない癒しの場。
温泉より安らぐ身近な場所・・。
店内を歩いているだけで、今日一日分のストレスが、何故か消えていく不思議な場所。
いっぱい働いて、頭が仕事のことでいっぱいになるでしょ。
スーパーで、うろうろするだけで頭がスッキリする。
まさに、パワースポットです!
いつも並んである商品も違うから見ているだけで、・・たのしい。
テン子さん、おやつ用のお菓子を買ったり、差し入れ用のお菓子を買うのです。
体がヘトヘトでも頭の中は、見事に回復するんですよねー!へへへ。
それから家に帰ってすぐ寝ちゃいました。
だってねぇ、この日は、いろいろ用事が多くて、体がぐったりしててね・・。
それから。。
テン:(・・?)
・・9時半っ?!
もう、お祭り終わってるよね・・・。
はい・・。「仁淀川、神楽と鮎と酒に酔う」の取材失敗に終わりましたので、仁淀川リポはボツになりました。
取材はね、行こうと思ってましたよ。
家に帰って、少し休んだら、行ってみよ〜かな〜。
って、思ってましたよ!・・・20%ぐらいは・・。
体が・・だるくて・・。
ぬくぬくの布団かぶったら、そのまま・・。
分かるでしょう!!
あれこそまさに、この世の楽園・・。
至福のひと時・・。
・・煩悩に負けてしまった。
いえ、違う。
睡魔です!睡魔が悪いんだぁ!!
そうです!みなさん!
テン子が睡魔におそわれてる間に、お祭りが終わってしまったから取材ができなかったんです!!!
2014.10.14 このページのトップへ〜
IDOBATA大会議室へback!
コラムの大広間へGO!