ないてん井戸端会議12
ないてん1話〜10話
ないてん11話〜20話
ないてん21話〜30話
ないてん31話〜40話
ないてん41話〜50話
ないてん51話〜60話
ないてん61話〜70話
ないてん71話〜80話
ないてん81話〜90話
ないてん91話〜100話
ないてん101話〜110話
ないてん111話〜120話
ないてん121話〜130話
ないてん131話〜140話
ないてん141話〜150話
ないてん151話〜160話
ないてん161話〜170話
ないてん171話〜180話
ないてん181話〜190話
ないてん191話〜200話
ないてん第111話
こうぞ観察日記3。
ではでは、まずはこちらをご覧ください。(というか、おさらいしてください。)
はい!!
ないてん第88話 こうぞ観察日記。
ないてん第104話 こうぞ観察日記2
うむ。この約二か月半、観察しておりました。
そして、ついに・・・。
ついに動いたのだ!!
こうぞちゃんたちは春のうららかな陽の光を浴び、ついに目覚めたのだ!!!
というわけで、ご覧ください。
これが、テン子さんの知を結集いたしました・・・こうぞ観察記録だぁ!!
画像悪いのはご愛敬・・・。
先立つものが必要なのだ。
お大人の事情さ。
”まにー”
”まにー”
”まにー”
経費で落ちるならば今すぐにでも最新高画質デジカメを買いに行くぞよ!!
・・・そういえば、スイカさんのデジカメがあったような気がするが、新工場に来てからこっち、ぱったり見てないような、記憶にないような。
2019.4.15 このページのトップへ〜
ないてん第112話
テン子の休日出勤。(前編)
〜ピーナツチョコレート〜
今日は(3月21日現在)・・休日。
・・・のはずでした。
7時45分なう。
今日は休日のはずだった。
今日は休日のはずだった。
・・・・・。
・・・のだが、そう、だから、7時45分に起きても、こんなに余裕なのだが・・・。
7時45分なう。
今日は午後出勤でないてん稼働させなきゃならないのだ。
そう、社会人の義務、お勤め、いわゆる”お仕事”なのだ。
それは・・・一昨日のこと。
テン子さんが事務所から出てきたところでスイカさんとばったり鉢合わせした時の事です・・。
そう、それはまさに電光石火の如く、まったくもっての突然の出来事だったのです。
スイカさんと顔があった瞬間、スイカさんの嬉しそうな表情にワタクシは何か嫌な予感を察知いたしました。
スイカさん:ねえ、明日、午後から入れる?
テン子:(来たか。・・・・・やはりな。)
スイカさんはニコニコとした罪のない満面の笑顔を向けました。
スイカさん:明日、リンゴさんと私が午前中来て、テン子ちゃんと、バナナさんで、午後はいってくれん?
私、午後ここで(ないてん)用事があったがやけど・・ちょっと・・・。
明日予定ある?
テン子:(”ちょっと・・・”・・何?!)
(・・・つまりこういうことですか?明日午後入る予定だったスイカさんの代わりにテン子さんが来てさらにワタクシにお金を稼がせてくださると、こういうことですか?!!)
・・・ううん。(明日は特に予定はございませんよ、残念ながら・・・。)
ワタクシは、バカ正直に首を横に振ると、スイカさんはそれを見て、さらにその笑顔を輝かせ「じゃあ明日よろしくね」と言いさっさとどこかへ歩いていってしまいました。
・・・・・明日の半日はワタクシ、”オシゴト”ですか。
いやこれは、考えようによっちゃあ、半日休み、これが半休というやつですな。
いや、まあ、こんなね、いきなりすぎる、帰る直前の臨時出動の要請?たまにあるんですよ、うん。
ええ、もうね、慣れてますけどね、うん。
納得いかないな〜ははははは。
まあね、いいんですよ、うん。
・・・・・午後からの出勤。
ふっ・・やりづらい半休だぜ。
朝三暮四のお猿さんではないが、同じ半休でも午後からお休みいただいたほうが、気持ち的にうれしいぞ!!
まあ、というような、いきさつがございましての今日の午後勤務なのです。
というわけで、ワタクシ、午前中は何もやる気が起きずにいまして。
そんなわけで、家でぐーたらな午前のひとときを送っておりました。
12時20分なう。
そろそろ、出発せねば・・。
例によって例のごとく、車のないてん子さんの足はいつもでも自転車。
そいつに乗って、いざ、ないてんへGO!
午前中は朝ドラ見まして、NHK見まして、そのまま寝落ちして、なかなか充実な午前でしたな。
よし!午後もしっかり働くべ!
しかしな・・お昼出勤かぁ。
なんか・・だるい。
ないてんに到着いたしますと、スイカさんが車に乗って帰宅しているところでした。
そして、車の中のスイカさんはこちらに気づくとハツラツとした笑顔をワタクシに向け、手を振ってくれました。
・・・お帰りですか。
・・・ふっ。
そして、ワタクシも、右手を上げお疲れさんの合図を送りました。
あー、やれやれ・・・。
晴れ晴れとした顔で車のハンドルを握るスイカさんを横目で見送りながら、自転車をいつものように置き、事務所に入ります。
荷物を所定の場所に置くと、昨日家で書いておいたHPをアップします。
午後はバナナさんと、二人だけの工場稼働。
あー、やれやれ・・・。
まあ、・・・いいか。
なんとなく、納得のいかない自分の気持ちに蹴りを入れ気分を整えながら、午後の工場稼働の始業ベルが鳴るのを待ちます。
すると、「おはよう」、そう言ってバナナさんが事務所に入ってきました。
そして、ぽんっと、さりげなくあるものをテン子さんのデスクに置いていきました。
・・おお、これは!
久々のバナナさんの差し入れ・・。
臨時出勤時にはかなりの高確率で出してくれる、おやつの差し入れではないか!!
すでにほくほくした気持ちが表情から漏れないように、ポーカーフェイスをよそおい(テン子さんは子供ではないのだ。おやつをもらったくらいで、、はしゃいだりはしないのさ)。
そして、「ありがとう」・・ぼそっとワタクシはお礼を言いました。
ぼそっと、お礼をね。
そして・・。
ワタクシのデスクに置かれたおやつ。
ピーナツチョコレートの袋菓子。
ワタクシの手はその袋菓子を手に取ると矢継ぎ早に袋を開け中に入っているピーナツチョコレートを口の中に放り込みました。
2つ3つと口に運んだワタクシは一息ついて手を止めます。
はぁ・・・。
うまい・・・。
ごつごつしたピーナツを包んだチョコレートを口の中で溶かしていきます。
じっくりと、口の中で溶けていく甘いチョコレートが気持ちも体もほぐしていくかのようです。
あー、今日は平和に仕事ができるぞ・・。
その予感を口の中でかみしめながら、再び、気持ちをスイッチすると、ワタクシはジリジリ耳鳴りのするようなお昼終了のベルと共に本日の”オシゴト”に向かったのです。(後編へ続く・・)
2019.4.23
ないてん第113話
テン子の休日出勤。(後編)
〜新たな経験値〜
ジリリリリ!!!!!!!!
ベルが鳴ります。
本日、休日(3月21日春分の日なう!)。
・・からの、午後出勤。
例によっての、スイカさんの計略に呑まれたワタクシテン子、午前お休み、午後出勤いたすことになりまして、はい!
お金や!
お金!
たんまり?稼いでやらぁい!!!
半分やけくそからの、気合十分で!
バナナさんからいただいた、ピーナツチョコレートで充電完了!!
準備おーけい!!!
本日ワタクシ、いつものスリッター稼働はいたしません。
本日のポジションは、”ビーター”です。
”ビーター”では、原料を水でぐちゃぐちゃに溶かします。
いわゆる、原料の撹拌作業でございます。
和紙の原料となる楮をドロドロにする作業でございます。
このドロドロ楮を薄ーく伸ばして乾燥させることによって、和紙が出来上がるのですよ。
はっきり言って、神経めちゃくちゃ使うスリッターに比べ、気持ち、かなり楽です!
あーでも、油断しておると、失敗しますのでね、ええ。
あまたの失敗談がございますが、そのお話はまた、機会があれば・・ということで。
そして、機械ですので危険は伴いますので、簡単な作業ではありますが、気はしっかりと引き締めておかなければ大けがをすることになりかねません。
ワタクシが所定の場所にていつものように、バケツに入れてある原料をホイホイビーター(原料撹拌機)に入れておりますと、
バナナさん:今日、やってみるかえ?
テン子:(!!?・・こ、これは、もしや・・。)
ワタクシ、ピン!ときました。
あることが、頭をよぎります。
おそらく、”やってみるかえ?”の”やってみる”の部分は、あれ・・だろう。
ワタクシは躊躇なく、即答します。
テン子:うん。でも、覚えてない。
バナナさんが言ったことの意味。
それは、和紙製造のかなめともいえる、”花形ポジション”。
抄台(すきだい)。
抄台とは、まさに、和紙を抄く機械。
手すき和紙職人が大きな”すけた(和紙を漉くときに使う道具)”を持ってカックンカックン和紙を漉く作業をこの機械でやってしまうのだ。
和紙の質は、楮の質や、原料の煮方、洗い場でいかにきれいに洗えるかなどで決まってきます。
しかし、紙の厚さや、幅を調整し、また、きれいな地合いを生み出すのは抄台で決まってくるのです。
そして、抄台を制する者は、紙質も原価計算も商談会をも制すのだ!!
ここで、どのような紙が抄きあがるのかを把握できるということは、和紙をどのような形で世に出していけるのかという企画ができるのだ。
つまり、平たく言えばお金儲けができるということなのだ!!
・・・・・・・・・ふっ。
ついに、きましたか。
テン子さんの新たな経験値取得。
抄台。
旧工場時代、時々やらせていただいておりましたが、新工場に移ってからは、新しい機械や、環境に慣れるためにメンバーたちはそれぞれのポジションに従事しておって、なかなか、やらせてもらえる機会がなかった・・・。
久々に来ましたか!!
3年ぶりでございます。
復活!!
抄台テン子!!
というわけで、バナナさん指導のもと、いっぱしの和紙職人が立つ場所、和紙知識の集大成ともいえる場所。
”抄台”見習い復活イタシマス!!
ここが上手く調整することができるかによって、良い和紙を漉けるかどうかが決まってくる・・・。
ワタクシは、バナナさんの教えてくれるポイントに目を光らせます。
そうそう、ここは、こうやってつまみを操作して紙の厚さを調整していたな・・。
そして、のりの調整。
この、のりの出具合で紙の厚さが決まってくるのだ。
これも習った。
旧工場時代から3年以上たっておりますが、案外、覚えておるもんですな・・。
ここでしっかりと、ごみを取り除いておかないと、和紙と一緒に抄きこまれてしまうから、気をつけねば・・。
あれやこれやと考えながらやっているうちに、旧工場時代に習ったことなども一緒に思い出されます。
・・・しかし。
やはり、抄台は違う。
やっていて、気持ちが勝手に前へ前へ歩いていくのだ。
期待感・・・。
抄台を制する者は、和紙を制する。
ここを気をつけねば、このくらいのスピードだから、6で割って、10分あたりの和紙の漉きあがる量を割り出して。
スリッターももちろん大事なポジションです。
ここは、検品作業を兼ねた和紙の小分け作業のポジションですので。
ここで、検品をし、和紙を良いモノに育て上げ送りだしていくのですから。
しかし・・・。
抄台。
久々にやらさせてもらいましたが、心が少々弾んでおります。
いずれ、ワタクシも本格的に好き台修行に入るかと思います。
このポジションをマスターすればワタクシの経験値がさらにグレードアップされます!!
つまり、ワタクシの今の和紙の知識のを底上げをすることができるのです。
そして、もっと、新しい発想でもって企画を立てることができるようになるのだ!!
つまり、営業活動する際にも、その和紙の知識でもってより良いご提案ができやすくなり、しかも、新たな技術の取入れを考慮する際にも一役買うことにもなる!!
そして、そして、もっともっとお金儲けをすることができるのだ!!
抄台を制して、もっとこの内外典具帖紙を大きくするのだ!!!
2019.4.24
ないてん第114話
動け!ないてん事業部。
〜本気の商品開発!!〜
この日は(3月22日現在)ないてん、朝からバタバタしておりました。
と、いうのも・・・。
この日は、何か月も前から我々が手掛けてきた(ないてん第94話 動け!ないてん事業部。をご覧ください。)製品の打ち合わせをすることとなっておりました。
そして、再びウメ氏の事務所へ行って更なるアイデアを構築するのです。
しかし・・・。
朝から、抄台組がバタバタしておる模様・・・。
バナナさんはスイカさんと、本日の我々の抜けた穴の段取りについて説明しておるし、リンゴさんは・・・どこ行った?
おいおい、こんなんでちゃんとウメ氏との打ち合わせの予定時刻に間に合うのか・・?
幸先、少々不安になります・・。
そうこうしてるうちに、出発予定時間は刻々と迫っておりますし・・。
テン子:バナナさん!
はやく!
ワタクシはバナナさんを急ぐように促します。
商談で遅刻なんてあってはならないことですからな。
まず、信用を失います。
信用を失うということは、お取引やら商談やらがおじゃんになってしまうことだってあるのです。
なにより、相手さんをお待たせするなんていうのは失礼にあたります。
まったく・・・。
そんなこんなで、少々出発が予定より遅れてしまいました。
が、何はともあれ、バナナさんリンゴさんワタクシは、ないてんを後にしたのです。
今回はいったいどのような話の流れになるのだろう・・・。
少々緊張が、ワタクシの体の中を走ります。
はっきりいって、今回の製品がどのような形で世に出せるのか、まだまだ、不安なところがあるのです。
スイカさんはよく、商品を”育てる”と言っております。
それは、「製品を少しでもきれいで優れたもに育てあげ世に出す」という意味なのですが・・。
今回、製品がどこまで完成されたものになるのか・・・。
この今日の打ち合わせでどこまで成長させられるのか・・・。
まさに、ワタクシの中にある魂が上手くアイデアを引き出せるかが、カギです・・・。
・・・とバナナさんの運転する車の中でイヤホンをし、爆音で音楽を聴きながら勝手に意気込んでおりました。
いや、だってねぇ。
テン子さんゆるいんですよ、人間が。
だからね、音楽!
そう!
音楽でテン子さんの緩んだ気持ちを引き締めつつ心臓のずっとそこの方にちょこっとだけある魂を引っ張り出してきて、無理やり鋭利な刃物の如く鋭く、地球の大気圏を突き抜けるほど高く、高めるのです。
とにかく、いい商品にしたい!
魂燃ゆる!
気合は熱くどん欲に!
気持ちはいつもでも、E=MC²!(・・・を、目指します。)
道中、我々は途中下車いたしまして、とあるところによりました。
予定より遅れて工場を出たのにもかかわらず、なぜ、コンビニによるのか、バナナさんよ・・・。
肝っ玉がでかいのか、呑気なのか。
まあ、よいです。
バナナさんのおごりで我々は気合入れのカフェオレを飲むことにいたしました。
気持ち、高めてまいりましょう!
甘いカフェオレとイヤホンから流れてくるポップミュージック。
そして、そして、小一時間ほど、車をとばしまして、到着いたしました、ウメ氏事務所。
訪問時間にはぴったりで間に合いました。
ベルを鳴らしますと、前回お茶を出してくれた女性が迎えてくれました。
奥に通されますと、ウメ氏はすぐに現れました。
今回はどんな話になるのか・・。
そして、・・さっき迎えてくださった女性も一緒の登場でした。
どうやら、彼女がこのプロジェクトにかかわっておる模様。
というわけで、我々3人のないてんメンバーと、ウメ氏、、コウメさんと5人で打ち合わせです。
予想通り、こちらの提案を形にしたものを出してくださいました。
なるほど、このようになるのか・・。
ウメ氏は前回のように、気さくに話に乗ってくださいました。
そして、今回はコウメさんが意見をたくさんぶつけてくださいました。
製品を使ってみての感想。
どのような点が不要であるとか、また、ネットで、いろいろと調べてくださり、今巷ではこのようなものが出ておるので、それに沿った製品を考えていただいたりと、大変熱心にアイデアを練っていただいておりました。
また、「おいおい・・それを言われてはスタート地点にまた逆戻りしてしまうぞ・・・」というようなことも言われてしまいました。
しかしね、ここでひるむテン子さんではありません。
そのようなことで、コウメさんとは、少々意見の”ばとる”もいたしましたが、やはり、意見を戦わせアイデアを磨いていかないと、いいモノは育たないと思っておりますのでコウメさんがいろいろと、ご意見くださったことはとても有意義なことだったと思います。
コウメさんの意見を加味しつつ、これを進化したものに仕上げなくては!
でもな・・・まだ、何かが足りないのです。
なんというか、この製品にはもっと決定的で説得力のあるアイデアを施したい・・と思うのが本音です。
今回の打ち合わせ、形が少し出来上がりました。
ここの部分をこうして、さらにここをこうする。
ウメ氏とコウメさんは我々の考えに対して、いろいろな意見をくれます。
我々製造側の考えだけで製品を完成させてしまうと思わぬ落とし穴があるのです。
しかしね、前進しました。
そう思います。
とにかく、まだ足りない。
これをどう補填していくか、まだまだ勝負はこれからです!!
次回までにこの製品をどこまで成長させられるのか。
後日談ですが、とある方にこの製品をお見せして、感想を聞いてみたところなかなかの好評をいただきました。
もしかしたら、なかなか良いモノに仕上がるのでは・・そのような期待も生まれます。
まあ、今はスタート地点を少し過ぎたところ、ここからです!
うむ、こうご期待?
2019.4.28
ないてん第115話
ちびここ哀歌。
ちびここ。
ちびここ。
ちびここ。
ちび、ちび、ちび、ちび、ちb・・・。
・・・・・・・ふう。
ワタクシテン子。
このたび、・・・なんとぉ!
自前のお車を持つこととあい、なりましたぁ!!
ふふ、う。
みごとに、ワタクシの魂の求めるパートナーを見つけつこととなったのです!!
車種は軽。
5ドアのこじんまりしたコンパクトな車。
カーナビ付き、地デジ付き。
キーレス。
などなど・・・・。
少々、気合の入った年代物のユーズドカーでございます(バックドアを取り替えているらしい・・痕跡があったと、車屋のおっちゃんが言っていたのだ。おそらく、前保有者がどっかでぶつけたのだろうな・・。)。
あれだけ、新車新車と言っときながら、ここへきてユーズドかい!・・と思われた方。(謹んで、ありがとうございます。あなたは、”ないてん井戸端会議のヘビーリーダー”でございます。)
(こちらにて、バックナンバーをご覧くださいないてん89話 車がほしい。ないてん第97話 新車にするか、中古にするか)
何故、ユーズドに至ったかという経緯をお話しますと長くなりますのでね、かいつまんで申しますと、パンフをいろいろと見ておった中にこいつがいたのだ。
お値段的にも新車を買うより断然お手頃だし、欲しい装備も付いておって、なおかつ、見た目が気に入ったのだ。
知り合いの車屋さんに頼みましてね、その車を引き合いで取り寄せていただいたのです。
そして、みごとにゲットいたしました。
少々整備が必要なので整備をしてもらった後に受け取るというシステムでの、後日車引き取り。
・・・うむ、せっかくなので、名前つけてしまいましょう!
やはり、かわゆいのが良い。
覚えやすくて、呼びやすくて。
ちびっ子い、ちびっ子、ちびっ子、ちびここ。
”ちびここ”だ!
まあ、あんまり、名前に意味はございませんがね・・。
楽しみです。
早く会いたい、早く会いたい、あーちびここ〜
そして、一週間ほどして・・・。
つるるるるるる・・・・。
ワタクシのスマホに一件の着信ベルが鳴りました。
これは、もしやもしやと、ワタクシの冴えたまくって、研ぎ澄まされた直感が申しております。
「車ができたきねぇ、土曜日来るって言いよったかねぇ」
ビンゴのリンゴ!
車屋のおっちゃんです。
ワクワクする気持ちを前面に出しスマホ越しに日曜日に取りに行くことを伝えます。
あーちびここ〜。
ついに〜
あ・え・る・の・ね〜
そんなことを思っておりました。
もはや、今となっては後悔ばかりが心の中をかき回します。
何度振り返っても、悔やまれる・・。
あの時どうして、ワタクシは・・・。
あーーーーーーーーー。
いかん、いかん・・・。
ではではお話の続きを。
マイカーを引き取りに行く日、ワタクシは、その車屋さんに向かいました。
某日、某所、某時刻。
お車との、ごたーいめーん!
ひゅるるぅー、できてるできてる!!
あー愛しの、マイカー”ちびここ”。
車屋のおっちゃんに車を譲り受けると、十分にお礼を言いさっそく乗ってみます。
車屋のおっちゃんは粗品のタオルを車のシートにそっと置いておいてくれてました。
なかなか粋なおっちゃんです。
さっそくワタクシ、ちびここのエンジンをかけてみます。
高ぶる!
高ぶる!
気持ち持っていかれるこの感じ、たまんないですな!!
ワタクシは、ちびここに乗り車屋さんをでました。
この日は、バナナさんとのあるプロジェクト発表のための打ち合わせがあるのです。
ちびここを発進させ、近くのファミレスに向かいました。
ファミレスのドリンクバーでココアを一杯入れテーブルに着きます。
ここで、バナナさんとの文章作りをするのです。
ここをこうして、ここはこういう風にして、あれこれと文面を治し、整えていきます。
しばらく相談しながら書いては直し、書いては直しを繰り返しておりました。
そして、もうこのくらいでよかろう!ということになったのでひとまず、本日の打ち合わせ終了、といたしました。
ふう。
とりあえず、一安心したところで、バナナさんがおごってくれるというので、コーヒーゼリーをいただくことになりました。
コーヒーゼリーの上にちょこんと乗った冷たいアイスがたまらなく美味いのだ!
そんなこんなで、ファミレスを後にした我々は、せっかく車を手に入れたのでドライブがてら遠出でもするか・・ということになり、とあるところにある神社に参拝することになりました。
高知市内にある潮江天満宮という神社です。
そこで、安全祈願などしよう、ということになったのです。
神社に向かう小道を通り、神社の駐車場に車を止めます。
神社の大きな門をくぐりますと小石の敷き詰められた広場に出ました。
神社でお参りするのは久しぶりです。
手を洗い、お堂のお賽銭箱に小銭を入れ鈴を鳴らします。
交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。
交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。
交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。
交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。
交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。交通安全、交通安全。
手を合わせ心の中で唱えます。
御祈りが終わり、お守りを買いに行こうということになりました。
いろいろなお守りがあります。
交通安全祈願
縁結び祈願
家内安全祈願
学業祈願
などなど・・・・。
しかし・・あまり、気に入るものがありませんでしたし、それに、ワタクシはないてんテン子ですので。
ないてんと言えばいの町!
いの町の氏神様、大黒様のおらっしゃる杉本神社でお守りをいただこう!とうことになりました。
というわけで、バナナさんとともに、潮江天満宮を出るため、駐車場に止めてある車のもとへと戻りました。
シートに座りエンジンをかけます。
慎重に、慎重に、スロースピード全開で車を動かしていきます。
バックで車を出しておりますと・・・。
ドコっ!
・・・・・・・・・ん?
・・・・・・・・・・もし、や・・。
ワタクシは車を止め、外に出て、車の後ろに回りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・やっちまった。
わたくしの、・・・ちび・・こ、こ。
それは・・・そこに散らばっていたのです。
無残に割れたちびここのバックランプの破片が地面にばらばらになって落ちておりました。
どうやらバックしすぎて石垣にぶつけてしまったようなのです。
石垣は無傷でした。(当たり前ですが・・・)
ワタクシはその無残に散ったバックランプのカバーの破片を拾い集めます。
幸い、ランプはカバーに守られて無事でした。
そういうわけで、半泣き状態で元来た道を戻りました。
Uターンした先は、先ほどの車屋さん。
まさかのまさかな状況に、車屋のおっちゃんは少々あきれ顔のバツの悪そうな、苦笑いをしておりました。
いきさつなどを話して、ちびここを再び預けることとなったのです。
一週間待って、やっと手に入ったのに、まさかのお預けですか・・。
手に入れてたった数時間で車屋さんに逆戻りという、我ながら不甲斐ない結果とあいなったわけです。
これは・・まさか!
神社でお守りを買わなかったからランプ破損させてしまったという、バチが当たったのか!?
いや、神様がそんなセコイことするはずはない!!
これは、きっと厄払いなのだ!!
神様がバックランプにすべてを詰め込んで、厄を取り除いてくれたに違いない!
そうだ!
きっとそうに違いない!!
ワタクシはバナナさんの車に乗せてもらい、いの町にある杉本神社に向かいました。
そこでもお参りをし、交通安全祈願のお守りをいただき、ちびここ復活まで4日ほど待つこととなりました。
「あそこでお守り買っちょったらぶつけなかったかもね」
「人じゃなくて良かったやん」
バナナさんは言いました。
確かにそうだ。
人だったら大ごとだぞ・・・。
しかし、車の威力とはすごい・・。
十分にスピードを落としてバックしておったのにも関わらす、バックランプのカバーをいとも簡単に破損させるのだから。
アインシュタイン先生も言うておったな。
「結局その物体のエネルギーってさ、重さで決まるんだよね」・・的な。
車とワタクシの重さ分の破壊力だなこりゃ・・・。
でも、ここは地球だから運動エネルギーでよかったんだっけ?
つまり、重さと、秒速・・。
杉本神社でお守りをいただくつもりだったので潮江天満宮では買わなかった。
それはいい事だったのかどうかは分かりませんが、とにかく潮江天満宮の神様はこうお告げされているに違いない・・・。
「車に乗るのはいいが、ちょーしには乗るんじゃねーよ」
肝に銘じます・・・。
それ以来、ワタクシ定速守ってゆっくり運転を心掛けチョー安全運転でちびここに乗っております。
しかし、今回のちびここバックランプ破損事件でちびここ愛が一層深くなりまして・・ええ、痛い出費とキズを負わせることとなりましたが、まあ、今後、このキズを見て気持ちをフラッシュバックさせ交通安全を怠らないよう気を付けたいと思いますよ。
そしてね、この日は、家に帰って借りてきたDVDを一気に3本ほど見ましてね、さっさと床に就きましたよ。
みなさんもね、運転中はくれぐれも気を緩めないようにね。
復唱いたしましょうかね。
ではでは、みなさまご一緒に。
車に乗っても、ちょーしに乗んな!
ないてん第116話
さよなら平成、令和にて思うこと。
令和元年。
おめでとうございます。
テレビや新聞、巷は令和歓迎ムードに包まれておるかと思われます。
我がないてん、本来ならば4月29日よりの10連休に入るはずでしたが、ちょいと忙しくさせていただいております。
おかげさまで、平成最後の4月30日までないてんで働いてからの連休に入らせていただきました。
5日間の休日をいただきまして、実に充実したゴールデンウィークとなりました。
みなさまはいかがお過ごしになられておったでしょうか?
令和初日なのでね、何か記憶に残るようなことをしてみようか・・なんてことも思ったりも致しましたがね、・・・できませんでしたね。
あいにくの雨でしたしね、気分もじめじめしておりました。
まあね、こんな日はカフェでも言って黙ってパソコンカタカタやってるのが良いですよ。
みなさまもね、新しい元号になりまして何か新しい目標とか新しい目標とか新しい目標なんかを掲げて頑張っておられるのではないかと思っております。
まあ、テン子さんのビジョンとしては、この穏やかでゆるゆるな田舎町でひっそりとたたずむ超一流の世界的な商売人みたいなのに憧れますけれどもね。
ワタクシのルティーンはいつも通り順調かつ緩やかに遂行されておりました(ゴールデンウィークバージョンで)。
ゴールデンウィーク中何をやっておったかといいますと、コーヒー飲んだり、パソコン打ったり、お茶したり、パン屋に行ったり、・・・まあ、何かと忙しい日々を送っておりましたよ。
来年のゴールデンウィークはもう少し充実させて、おいしいケーキ屋さんにでも行ってケーキでも食べようかと思ったりしております。
というわけで、令和に入りましてもこの”ないてん”をよろしくお願いいたします。
もちろん”うらテン”にも来ていただけたらと思っておりますゆえね、これからも精進していく次第です。
2019.5.7
ないてん第117話
夕暮れのハムカツ。
カラン、カラン。
ここは、とある町にある某ファミレス。
ワタクシとバナナさんは店員さんに案内されテーブルに付きます。
この日我々がここに来たのは、とある”極秘みっしょん”のため。
極秘・・みっしょん。
簡単にご説明いたしましょう。
我々ないてん、翌日、とあるところで開かれるあるプロジェクトのためにプレゼンをすることになっておるのだ。
実はこのプレゼン、ないてんのある重要なプロジェクトの行く末かかっていたりするのさ。
フフフのフ。。
というわけで、この日はその打ち合わせをすることとなったのです。
バナナさんとワタクシテーブルに付きまして、まずはメニューを取ります。
なぜなら、ここはファミレスだからです!!!
ファミレスに来たらまずは注文をしなければならない!
それに、我々はこの日のお仕事を終わらせたばかりでまだ何も食べておらんのです!
当然おなかの虫さんたちはやかましく鳴っておるのだ!
君子腹が減っては戦はできぬ!!
店員さんが持ってきてくれたお水をぐびぐびといきます。
・・・・・ふう。
うまい。
やはり仕事の後の一杯は身体にしみわたりますな。
そしてメニューのお料理の写真を見てどれにしようか迷っておりました。
バナナさんがエビのフリッターを選んだのでワタクシはデニッシュ生地の中にとろ〜りチーズフォンデュの入ったパンを頼みました。
料理は意外にもすぐに運ばれてきました。
テン子:(・・・なかなか手際が良いですな、・・まあ、それなりの準備はしてあるのだろうが・・。昔、レンジでチンの音が聞こえたとか、誰かが言っていたっけ。まあ、ハンバーグはレンジでチンなのかもな・・・。)
ワタクシこれで結構ファミレスとかファストフード店とか好きなのだ。
なぜかというと、なんでもあるし、季節ごとにメニューが変わって楽しいし、ドリンクバーとか好きだし・・・。
それになにより。
この、いろんな人のごちゃごちゃいてみんなそれぞれ自由に使ってる感じの中にいるのが居心地がいいのだ。
サラリーマンが資料片手にパソコン開いていたり、学生さんがわいわいハンバーガーとか食べていたり、家族で来てたり、カップルたちが楽しそうにしていたりするのが平和な日常って感じで好きなのだ。
そしてワタクシとバナナさんは二人で料理をつつきながら手元に資料を並べます。
テン子:(明日は一世一代の大仕事。頑張らねば・・・。)
バナナさんも気合十分で、料理片手に資料を読み返しておりました。
なんといっても、これが成功すれば幸先の良いスタートが切れますし、それに、今後我がないてんの評価としてのポイントも上がるのです。
絶対にこのプレゼンをものにしなければ!!
気持ちが入ります。
以前おナスさんずたちと共に作りました例の経営についての資料を基に、新たにプレゼン資料を作り直したものを発表するのです。
何を質問されても答えられるように資料を何度も確認し直します。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
なんか、数字がいっぱいだし、いろいろ書いてあるけど、まとまりすぎててポイントがつかめん。
・・・大丈夫か、明日?
質問されたらバナナさんが答えると言ってはいたが・・やはり、ワタクシも・・。
そうです!
せっかくの公の場での大舞台の場なのだ。
ワタクシだって質問されてかっこよく答えたい!
頭に入らないまとまった資料内容をチェックし、頭に入れ、翌日に備えます。
打ち合わせは40分ほどで終わりました。
帰りはバナナさんの車で送ってもらえることになっておりました。
バナナさんは近くのTSUTAYAにてDVDを借りてくるということだったので、ワタクシはバナナさんの車の中で待っておりました。
・・・・・ぐぐぐぅ。
静かにワタクシの腹の中でおなかの虫さんが泣いております。
・・・小腹が減った。
ふと、手元のビニール袋を見ました。
・・・そういえば、ハムカツ。
夕日も沈みかけてあたりは薄暗くなっておりました。
ワタクシはハムカツの入ったパックを取り出しました。
これは会社でバナナさんがくれたのだ。
・・・食べちゃおうかな。
ぎゅるるる・・・
おなかの虫はさっきからうるさくうなっておるぞ・・・。
ワタクシはパックを開けるとハムカツを手で掴みそのまま口へ持っていきました。
ぱくり。
むしゃむしゃと口の中でかみ砕きます。
じゅわっと、広がるこの油の感じ・・。
ハムの塩分の味、分厚い肉の食感。
・・・うまいな。
ちょいと濃い目のこの安っぽい味、スーパーのお惣菜の味です。
この油のギトギトした衣。
なんだろう・・・。
たまに食べるこのお惣菜のこの味が身体にいきわたる。
明日はがんばるぞ・・・。
ワタクシは少し勇気をもらえたのです。
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ないてん第118話
この道の先に見えるもの。〜夕暮れのハムカツ。より〜
ガチャッ、
ゴットン。
自販機にコインを入れ迷わず選んだボタンは、ココアの紙パック飲料。
これから・・・ある、ちょっとした・・プレゼンがあるのだ。
なので、ココアを飲んで気持ちを一気に高めます。
うむ。
準備おーけい!!
じゅるじゅるっとストローからココアを飲み干し、空になったパックをゴミ箱へ。
そして、来た道のほうへと向き直りますと、遠くの方、プレゼンが行われる施設の軒の下に小さなバナナさんの姿が・・・。
さっき、忘れ物を取りに行くといって車に戻ったバナナさん。
車には無かったようで、おそらく工場に置いてきたのだろう。
プレゼンで使うはずだったサンプル品。
まあ、なくても何とかなりますよ。
一昨日もバナナさんとみっちりミーティング(ないてん第117話 夕暮れのハムカツ。をご参照ください)も致しましたし、抜かりはない・・・はず。
しかし、今回は質問もされるということなので、気を引き締めて・・いざ、会場へ!!
今回も開場20分前集合です。
会場の入り口の扉は締まっており、壁板一枚の仕切りの向こう側から数名の方たちのやり取りをする声が聞こえてきます。
どうやら、ワタクシたちの前の順番の企業の方がすでに会場入りしプレゼンの最中のようです。
一企業当たりプレゼンに与えられた時間は20分です。
順番が来るまで、待っている間、ワタクシはいつものように音読練習を始めました。
できるだけ噛まないように、聞き取りやすい声で、聞き入れやすいスピードで作った原稿を読み上げるのです。
ドキドキは全くしませんでした。
緊張もしないし、前回もさほど緊張はしませんでしたが、今回はさらにリラックスしておりました。
自分たちの主張したいことはきっちりこの原稿の中にブチ込んでございますし、あとは質問されたとき、いかに自社をアピールできるかです。
そうこうしておると、どうやらタイムアップのようです。
会場の扉が開き、女性の職員の方の案内で我々は中に誘導されました。
だいたい20名ほどでしょうか。
役員の方がずらりとイスに座って待っておられました。
さあいくぞ!!
我々は供えられてある長テーブルへと向かいます。
一例をし、マイクを持ち、さあ、内外典具帖紙!
プレゼン開始です。
ワタクシは、以前行いましたプレゼン(ないてん第101話 厳極秘書類製品企画書事例案。こぼれ話をご覧ください )をした時のように、事業内容などを読み上げます。
そして、
テン子:・・・・・以上です。
そう言って、ワタクシはマイクのスイッチを切り、手の中の原稿をテーブルに置きました。
そして、・・きましたよ!
「では、質問をどうぞ」
一人の役員の方がマイクを持ち、質問タイムの始まりです。
質問者はマイクを持ち、我々のプレゼンに対する質問や、将来どのようなビジョンを見ているのかなど様々なことを投げかけてきます。
バナナさんはすかさずマイクを取り、説明を始めます。
ワタクシは、次の瞬間・・そう、バナナさんの応答が終わりますと、ここぞとばかりに、すっと、口を開きます。
テン子:我々はこれを、こうこう、このようにして・・・・
質問者:それは、つまり、将来このようなことを見据えているということですか・・
テン子:はい、これは、これからの第一歩です。
質問は次々とされていきます。
ワタクシは答えられそうならば・・という意気込みでギラギラと気をたぎらせて待ち構えておりました。
そして、可能な限り答えることができました。
かれこれ10分ほどの質問タイムがあったのち、終了時間となりました。
・・・・・あー終わりましたよ。
プレゼン。
いったいどのような評価がされたのか・・・。
なーんてことより、ワタクシは今回の質問タイムでの自分の応答に少々、不服を持っておりました。
あーあの時、バナナさんを押しのけてでも言っておけばよかった・・。
あーあの質問、答えは自分の中にあったのにまだ、自分の中でまとまってなかった。
もっと、もっと、もおーーーーーと!!!!!
もっと、もおーーーーーと紙をしらねばぁああああ!!!!
今回のプレゼン。
気持ちは200%出来上がっていたのだ。
あとは、回数を踏んで、もっと紙のことを知らねばならない。
言葉を上手く伝えられるように、想像力を言葉にできるようにしなければ。
しかし・・・。
・・・・・・あー。
ほんと、もう・・・。
この感じは、
なんというか、
爽快です。
多くの人の前に立ち、自分のビジョンをぶつける。
なんと、気持ちの高ぶることか・・・。
バナナさんとワタクシは会場を出てとあるコンビニのイートインで休憩をとることにしました。
コーヒーとジュースを買い、小さな粒チョコレートを二つ取り、バナナさんの分も買いました。
ワタクシのおごりです。
今回のプレゼン、、結果は気になりますが。
プレゼンをしたという達成感は何とも言えない気の高ぶりがあります。
この調子でどんどん表に出ていき自分を磨いていかねば!
コンビニでの一服の後、ワタクシ達はあの車屋さんによりました。
マイカー、マイパートナー、ちびここ(ないてん第115話 ちびここ哀歌。)です。
修理が終了したと、先日ワタクシのスマホに連絡があったのだ。
やっと、ついに、この日ちびここはワタクシのモノになるのだ。
プレゼンにちびここかむばっく。
ワタクシはちびここを引き取るとお礼を言いそのままちびここに乗って会社へと戻っていきました。
ワタクシの走っている道はいまだにあぜ道ですが・・まあ、なんとかね、なりますよ。
2019.5.14 このページのトップへ〜
ないてん第119話
車の故障?
トゥルン!
・・・おや?
スマホの音が鳴りだしました。
・・・?
何じゃろ???
見ると、ラインにメッセージが。
どうやらバナナさんからです。
「お疲れさん帰り車動かんなっておいてきたよ朝迎えによってぇ?」
句読点もないくせに、やけに年齢がサバが読まれたメッセージが・・・。
はいはい。
面倒だが仕方あるめえ。
朝一でテン子さんの新パートナーちびここで、ぶるるんとお迎えに行ってやらあぃ!
というわけで、本日土曜日、ワタクシ臨時出勤前の一仕事。
みっしょん発動!!!
バナナさんのお迎え!!
さっそく、先日引き取ったばかりのちびここに乗ってバナナさん宅に向かいます。
ふむ、バナナさん、車がどうとか言ってたが、車どうやって修理に出すのだろう・・。
はっ!?
そうだ!!
車を持ということはこういうことも起こりうるのだ。
起こってはいかんが、ここいら辺は子供も多くうろちょろしているし。
慎重に運転せねば・・・。
ここ最近車の事故は悲惨なものが多く、ニュースで取りだたされている。
一歩間違えば人を簡単に・・・。
恐ろしい凶器となるのだ。
前後左右、よく見て、誰もいないか確認。
それから日々のメンテナンスには十分に気を配って、
・・・・・・なんか、めちゃくちゃめんどくせーぞ。
しかし、この手間がとっても重要なのだ。
いかんいかん、ここでヘタレては車の本来の快適さ便利さが泡となって塵と化す!!
頑張れテン子!
負けるな、逃げるな、ヘタレるな!!!
ぐるぐる考えながらバナナさんの出てくるのを待っておりました。
すると、
バウウウウウワウワウ!!
ちょこんとした体の茶色い毛並みの子犬っころです。
ここんちの頼りない番犬ちゃん?です。
見知らぬ人間が来たら勇ましく吠えてはみるものの、いつも腰が引けてるのだ。
そして、しばらくするとあっさり手なずけられてしまうという・・。
車とネコにぎゃんぎゃんほえま来るくせに、そのくせ、ワタクシが自転車できた時は小屋にこもったままちっとも出てこないふてぶてしい子犬なのだ。
子犬というかもう成犬に近い年かも。
子犬の吠え越えに反応してか、ガラガラと戸を開けて出てきたのはバナナさん。
さっそくバナナさんを拾ってないてん工場へれっつごー!
バナナさんを載せちびここはゆっくりと発進します。
工場につくと車を止めて事務所へ向かいます。
電気ポットに水を入れお湯を沸かしインスタントコーヒーでまずは一服。
お砂糖、植物性油脂クリームを入れましてね、飲むのがテン子さん流です。
テン子さんの胃袋はね、デリケートでね、ええ、ストレートブラックで来られると、胃液が胃腸の中でぶちギレて暴れるのさ。
コーヒーをいただいていると、バナナさんがやってきました。
バナナさん:リンゴさんが来たら車見てもらわんとねぇ。
あの人こういうの知っちゅうで。
テン子:(・・そう言えば、あの人結構機械詳しいよな。)
などとはなしておりますと、噂のリンゴさん登場です。
バナナさん:車が動かんなってねぇ、ちょっと見てくれん?
リンゴさん:・・いいですよ。
朝の挨拶もそこそこに、さっそく二人とワタクシは車のところへ。
するとスイカさんまで出てきて、この日の出勤者全員集合ですかな・・・。
朝っぱらからみんなしてバナナさんの車の点検作業開始です。
リンゴさんはハンドルを動かしながら何度も何度もエンジンスイッチを回します。
・・・しかし、何度やってもエンジンはかかりません。
リンゴさん:これ、バッテリーかもしれん。
・・・おお、なるほど、バッテリーが上がるってやつですな。
ヘッドライトをつけっぱなしで放置しておくとバッテリーというやつが上がる、という状態になって車が動かなくなるという、あれだ・・。
バッテリー上がり・・・車の発電量に対して使用する電力が多く負荷がうわまってしまいバッテリーの充電が切れてしまうこと、・・とある。
原因として、「ルームランプのつけっぱなし」、「ヘッドライト消し忘れ」「エアコンの使い過ぎ」「エンジンキーをオフにしていなかった」などがあるそうです。
みなさん気を付けましょうね。
というわけで、リンゴさん、さっそくジャンピングスタートってやつの準備をします。
ジャンピングスタート。
つまり、他の車から電気を分けてもらいエンジンを始動する方法ですね。
用意するものはリンゴさんの車、ブースターケーブル2本セットです。
車のボンネットを開け、バナナさんの車とリンゴさんの車のそれぞれのバッテリーの端子をブースターケーブルでつなぎます。
そして、リンゴさんの車のエンジンをかけしばらくそのまま充電をします。
バナナさんのエンジンをかけ、バナナさんの車がエンジンを唸らせたら、成功です!!
というわけで、みごとジャンピングスタートがかかりましたので、30分ほどエンジンをかけっぱなしで放置しておきます。
これで、エンジンスイッチ?の回復です。
・・・いやぁ。
お見事リンゴさん!!
いいモノを見ました。
これはぜひね、覚えておかねばなりません。
あと、ブースターケーブル2本セットも常備しておきたいものです。
車を持つということはね、このようなトラブルも発生するということを考慮しておかねばならぬのだ。
車・・・どこでどのようなトラブルに見舞われるか分かりません。
日頃からのメンテナンストリセツなどの再確認・・しておかねば。
2019.5.16
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ないてん第120話
春、ニンジンさんの旅立ち。
それは、・・・だいぶ前のある日。
というか、3月半ばのことです。
・・・・・かなり前ですね。
ないてんに一通のお知らせが届きました。
送り主は、我がないてんの顧問税理士事務所。
「この度、ニンジンさんが退職にて、ご迷惑をおかけ致します事お許しください・・なお後任につきましてはまた後程の・・・云々。」
と、いうような内容のお手紙・・・。
テン子:なんとぉ!!?
まさかのなさかで、ニンジンさん退職にてないてん顧問税理士サンゴ卒業ですかぁ!!
こないだの熱中塾(ないてん第96話 越智ぜよ!熱中塾。 )ではそんなそぶりは全く感じなかったのだが、・・・やはり、あの時もこの時も悩んでおったのか・・・?
・・・な、何でやニンジンさん。
これからもっとお近づきになって、仲良くなって、メールとかそういうの交換して、それから、・・・ご、ご飯とかも一緒に食べられるような関係になって・・。。
そんな感じで、よろしければお友達?的な感じになれたらよかったのになあ・・って少し思っていたりしたり・・。
どうするかな・・・。
ニンジンさんが顧問になって数か月・・・。
前任の税理士さんの勧めでやってきたニンジンさん。
さすがと申しましょうか勧められただけのことはある。
彼女なかなか気の利く方で、、我がないてんの顧問として、きちっとしたお仕事をなさってくださいました。
そして、ニンジンさん最後のお仕事の日がやってまいりました。
ニンジンさんはいつものようにないてんの財務会計のお仕事をやっておりました。
彼女が、このないてんの顧問になって数か月たったが、なかなか話す機会もなく、ただただ互いに自分の仕事をしておったな・・・。
ニンジンさんは財務処理などを終えると、いつものように我々ないてんメンバーを呼びにきました。
そして、いつものように我々はニンジンさんの指摘してくれるポイントを考察などします。
ニンジンさん:今月はこのようになってます。
内外さんはここをこういう風にしてみてはどうでしょう・・・。
ニンジンさんよ・・・残念です。
心の中でそう呟きながら、最後にニンジンさんに何という言葉をかけようかと考えておりました。
ニンジンさんはいつも、真摯になって、我々の話を聞いてくれました。
そして、ニンジンさんのないてん勤務最後の日、いつも通り、我々の話を聞いてくれそれに対するアドバイスをくれました。
ニンジンさんと少しばかり最後のお話をし、・・・我々はお別れの挨拶をしました。
ニンジンさんは車に乗って帰っていきました。
結局、大したことは言えなかったな・・。
それから・・・半月ほどたったある日。
ないてんにあるものが届きました。
送り主はニンジンさんでした。
中身はティッシュボックスです。
しかも、ただのティッシュボックスではないのだ。
カラーティッシュボクッスなのだ。
なんと、7色もあるのだ。
一枚ごとに違う色のティッシュが折り重なって入っておるティッシュボックス。
そして、メッセージがついておりました。
ニンジンさん・・・。
なんでここまで・・・。
わざわざ送ってくれるなんてな・・・。
我々ニンジンさんに何もしてあげられてないよ。
ニンジンさんよ、あなたは何を目指しておやめになったのかは分からないが、我々はあなたの望む未来を応援しているよ。
2019.5.20
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