ないてん井戸端会議19
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ないてん第181話
卒業と新たなるスタート。
お久しぶりです。
といいますか、ワタクシの「ないてん井戸端会議」におけるモチベーションは月1発信でスので、ギリギリせーふですね。
とはいえ、最近特に月日の流れるのが速く感じますねぇ。
先週の出張が、つい2・3日前のような感覚です。(年を重ねてきた証拠ですかね。。あえて年を取ったとは言わないのが”えちけっと”ですね。)
2月は毎年恒例の自社栽培楮の刈り入れと楮蒸し作業がありました。久方ぶりにアルバイトで登場のメロンさんとも共に再びお仕事が出来楽しかったですね。
メロンさんといえば、2022年の4月頃にこのないてんを定年卒業されております。
卒業後も、OBとして時々我がないてんにお手伝いをしに来てくれます。
3月も3月でいつものように我々ないてんメンバー総出の臨時仕上げ作業にあたっておりました。
まあ、なんやかんやで慌ただしい一年の上半期を迎えております。
そして、3月は卒業シーズン。
この度、我々ないてんがお世話になっておりました、県関連事業所のお二人が役職を離れることになりました。
約8年間(この辺あばうとですが。)この内外とお付き合いを頂き、様々な事案の相談ごとにのっていただいたり、やんわり叱咤激励の言葉など頂いたりしたことは今となっては、良き思い出ですな・・。
経営のアドバイスを頂いたり、販促の見直し、市場の動向などをご教授いただきました。
書類のなどの校正をしていただいたりといろいろな面で援助をしていただき感謝の言葉でいっぱいです。
お二人共に、新たな生活、職務を担っていくようです。
これからもそれぞれの立場でのますますのご清栄を願っております。
しかし、あの優秀な凸凹コンビと一緒に内外を作り上げていくことが出来なくなるのは寂しい気もしますが。。
また、たまにはこの内外典具帖紙にも遊びにいらしてくだされば、我々一同お茶と茶菓子をご用意してお待ちしておりますぞ!!
PS.約8年間(この辺あばうとですが。。)と文中に書きましたが、もしかしたら5年間だったかもしれないしやっぱり8年間だったかもしれないし。
まことにあばうとで、申し訳ござらぬ。
まあ、なにはともあれ。この内外典具帖紙、様々な機関の方々のご助力を賜り、今日まで歩んでこられておる次第でそうろう。(追記日:2024.4.9)
2024.3.30
ないてん第182話
円安の影響。
本日のニュースで1ドル158円台を記録し約34年ぶり(1990年5月以来)の円安水準と出ました。
もちろん物価の高騰は止まらず4月には2800品目の食品が値上げされ、また、5月にも400品目ほどの値上げが予定されているとか。
秋頃から輸入品でも値上げが再燃されると予想されており、ますますの厳しい情勢が待ち受けられていると心積もりをしておるところであります。
まさしく、我々和紙業界でももろにその影響を受け、今一部の原料の輸入にストップがかかろうとしております。
今後どのような対応を取るか、各企業思案をしているところでありましょう。
まあ、よく言えば、災い転じて福となすと申しましょうか。
これでみなさま、はっきりと気付いたのではないでしょうか?
もう、薄利多売のやり方では先がもたない、と。
我々は安く物を売り過ぎた結果、経営を圧迫しそして労働は増えそのわりこの30年給料も上がらずに必需品だけは増えていき消費が収入を圧迫しているというよろしくない循環に呑まれています。
ここで、我々も含めた企業全体で、物の価格を上げてそして、賃金を積極的に上げ(政府もごり押し)この物価高騰時代を切り抜け物価を安定させていかなければなりません。
物の価格を上げれば売上高も増えそして経常利益を上げていけます。
今や世の中は販売戦略の一環としてポイントやキャッシュレス決済システムなど多様なサービスを用い集客をする時代です。
しかし、これには盲点があり経常利益を上げにくくしている部分もありマス。
この問題をどのように打開していくかも一つのポイントになるのではないかと思うのです。
今後も加速する人口減少により影響が出るインフラ整備問題、輸送問題や、商店の減少、物価の上昇等で如何に利益を獲得し会社を維持していけるのかがカギかと思うのでありますな(ワタクシの中では)。
かつてのバブルの時代とは違い、作れば作るだけ売れるという時代ではないからこそ商品の価値を上げ(もちろん原材料などの上昇は避けられませんが)サービスの質も考えていかなければならない過渡期であると思います。
実際問題根本的に人口減少による消費の減少は避けられませんので、もう国内消費だけで売上を伸ばすのは難しいでしょう。
如何にして、国外から人を呼び寄せるのか(所謂、インバウンド需要を増やすというヤツですな)また外国人労働者を増やし国内消費を循環させられるか。
まあ、がらにもなく少し真面目な話をしてしまいました。
あまり偉そうなことは言えませんし、まだまだ浅はかな自説です。
お恥ずかしい限りですがとにかく
言いたいことは物の価値を上げ、売上を確保しやすい世の中にし、そして、
みんなで一致団結し
おきゅうりょう
を上げていこうではありませんかっ!!
2024.4.27
ないてん第183話
最近の余暇についてのはなし。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今月はゴールデンウィーク月間で、沢山休養が出来たのではないかと思います。
ゴールデンウィークに入る前には少々イレギュラーな商品製作などがありバタバタしておりましたが、無事に商品の納期に間に合いワタクシもゆっくりのんびりこの4日間を過ごさせていただきました。
そうですね、特に何をしたというわけでもございませんし旅行をしたわけでもございませんが、マンガやアニメなどのいわゆるサブカルチャーを存分に堪能しておりました。
サブカルチャーといえば、マンガやアニメの代表を飾る某アニメの原作者鳥山明先生、そして某アニメの主人公の声をあてられていたTARAKOさんの訃報(3月のことですが)にはワタクシ個人としても幾分の衝撃がありました。
幼き頃より身近にありアニメと共に成長をしてきたといってもいいくらいですので、まだこれからが続いて欲しかった気持ちと悔しい気持ちでおります。
死を迎えるというのはおそらく多くの人にとって悲観的であるのではないかと思います。
ただ、ワタクシはこうも考えるのです。
命が尽きるということは一つの区切りなのではないかと。
なんとなくそう思うだけなのですけどね。
人生に意味を求めて生きていくのも一つの生き方かもしれません。
しかし、ぼーっと日々の暮らしを細々と営んでいく人生も、何かに邁進してお金を稼ぐ人生も、あなたが選択し決めれば良いのだと思います。
みんながみんな同じ道を通っても面白くないじゃないですか。誰かと同じ絵を描く必要もありませんしね。
時に誰かの人生が華々しく艶やかで、泥臭く、すこやかであったとしても、隣の芝生は青いの法則にすぎません。
(と、まあ少々偉そうに書きましたけど、意図た方へ人生を選択でき築き上げていける人は多くはないでしょうな。なにか一つでも揺るぎない強さ(信念とか)が不可欠になってくるでしょうし。もちろん運も素質もいろいろな条件が必要なのだろうとは思います。かくいうワタクシも最初からこの人生設計をしていたわけではなく物事の紆余曲折がありたどり着いた現在であることは紛れもない事実ですしね。)
人に限らず生きとし生けるもの全て、いつかは必ずこの世を旅立ちます。
だからこそ、今をしっかり踏みしめて生きていきたいものです。
この際だからアニメマンガのサブカル関連について語りたかったのですが、このご時世。
著作権の及ぶ範囲など、公でどの程度ワタクシのような一般人が触れても(発言しても)差し障りがないのかという問題が脳裏に勃発いたしましたのでやめておきます。
まあ、もし可能であるならば、現在放送中のあれとか、あれなんかについてどなたかとここで対談形式で議論させていただくのも一興ですな。
それでわでわ。
2024.5.25
ないてん第184話
インテリアライフスタイル2024。
みなさま、梅雨入りをしてそこそこ(2週間くらい?)経ちましたがいかがお過ごしでしょうか?
この高知では、さほど雨は降っておらず、真夏のような日中と比較的涼しい朝夕の寒暖差で体調管理がしんどい今日この頃です。
さて、今回のお題に入りますが、今月(6月)の12日(水)〜14日(金)に東京ビッグサイトにて開催されました、インテリアライフスタイルという主にインテリア素材を集めました展示会に弊社も出展の機会をいただき参加してまいりました。
直接インテリアに関連する物があるわけではございませんが、とりわけ弊社の開発中である和紙糸を押しての参加でした。
そもそも、和紙というのは軽く、通気性に優れ、吸湿性も有りマス。
つまり、生地として身にまとうと汗を吸い取りやすく蒸れにくい。
肌に優しい素材なのです。
そして、今、我々が直面しているSDGs問題。
おそらく、どの業界の生産者も頭を抱える問題ですが、生産工程で必ず出る(何割かを占める)廃材を如何に利用価値を付けて商品として世に出していけるのかが課題です。
社会のあり方や需要の変化に伴う働く環境の変化が今、我々の使用している原料である楮の生産に影響を与えております。
我々はタイ楮や、国内楮を使用し、和紙の製造をしておりますが、タイでは今待遇の良い労働を求め、楮の生産を担う人材が減っているそうです。
また、国内楮の生産者も高齢化し、後継者不足もあり楮の量もどんどん減っている現状があります。
これも危機的な事なのですが、何が原因なのかは不明ですが、原料(楮)自体の質の低下も懸念されます。
原料の質の低下は、使用不可の原料の発生が増えるだけでなく、原料処理の複雑さを促し、不要なエネルギーを消費します。
こういった楮の確保の難しい時代の中で、どのようにして限りある資源を有効的に使用できるかが我々の今の大きなの課題の一つでも有りマス。
自然環境を考えるということは、人間社会のあり方や未来を考えることにも繋がります。
この先も、我々は自分たちの社会を形成しつつ他の動植物や環境と共存していかなければなりませんので、あぐらをかいている暇はないと鼓舞しているとまあ、何となくやるきも沸きます。
自分のことだけを考えていると、どうにも視野も考えも狭くなります。
ここで、しっかりと身を引き締めねば。
和紙糸の他に、弊社の古紙をリメイクした商品(とりわけ自社商品ハンドメイド一筆箋:テン子企画)や弊社のオリジナル商品を展示しておりました。
今回は、その持続可能な和紙商品をアピールする場でもありました。
来場された方の中には、学生の方も少なくはなく将来の目標をもっておられ、デザインをするための素材探しをしているとのことでした。
ワタクシ個人としても、「是非、夢に向かって突き進んでいただきたい」と願いつつ、楽しく話をさせていただきました。
最後に、支援をしていただきました高知県産業振興センターのみなさまや、展示会にお越し頂きお話をさせていただきましたみなさま有り難うございました。
余談ですが、無事に責務を果たした後、ワタクシは某アニメ関連グッズ販売専門店池袋本店様にお邪魔し店内&商品視察を致しました(サンプル品としていくつかの商品をポケットマネーにて購入してまいりました。)。
最近のアニメブームは御朱印帳の表紙や、扇子の絵柄になるなど様々な工芸品や日用品の中に入り世界をまたにかけて活躍しております。
外国人の日本アニメファンは増えており、益々活躍を期待されておるでしょう。
また、そうすることにより、かっこ良く進化し人々の中に影を潜めていた工芸品が復活するきっかけになればと思います。
この度の視察は、昨今のキャラクターグッズの動向と、どのような用途の商品需要が高いのか、また、価格帯や一人あたりの客単価等の調査を、"主"としております。
価格帯を見ましても、比較的高めの設定をしているにもかかわらず、躊躇無く手に取る様子を拝見致しました。
また、すでにアニメ放送が終了しているにもかかわらずグッズとして店内の陳列棚に並んでいるものあり、根強い人気を感じさせる作品もありました。
やはり、特にこのアニメ界隈の消費者は客単価が高いのではないか・・。などの考察の元、ワタクシも“今後の参考”として、商品を購入致しました。
このイレギュラー視察は非常に良い経験だったように思います。
今後も、出張の際は地方独自の色や、ニーズがあると思いますので、視察展開をしていきたいと思います。
そして、去年リニューアルされたばかりだそうで、ワタクシが訪れた際は閉店間近の8時過ぎ頃だったにもかかわらず、グッズ売り場ではレジでの会計待ちで列が出来ておりました。
ええ、待ちましょうとも。
いつの日か、アニメ和紙商品をここに並べることを夢見て・・。
※和紙商品でノベルティを作ってみたいと思われた方、弊社の商品に興味を持たれた方、是非一度、弊社までご連絡下さい。楽しい商品を一緒につくってみませんか???
↓
Tel:088-892-1088
Email:naigaitengu@kzd.biglobe.ne.jp
2024.6.22
ないてん第185話
土佐赤岡絵金祭り事前告知。
まいど、どうもです。
この度、高知県赤岡町にて催される「土佐赤岡絵金祭り」に弊社内外典具帖紙(株)が参加することになりました。(というか、もう、毎年恒例事業となっておりますけど。)
工場直送の和紙のお得な詰め合わせや、弊社のオリジナル商品を多数揃えております。
また、食べ物屋台の出展や絵師金蔵の屏風絵展示などイベントが用意されておりますので楽しめるのではないでしょうか?
因みに、ワタクシはジェラートやおでんなどをよく楽しんでおります。
以下の日程で行われますのですべからくご参加なさいますように。
開催日程: R6年7月20日(土) 7月21日(日)
午後6時〜9時
芝居絵屏風展示: 午後7時〜9時
お問い合わせ:土佐赤岡絵金祭り実行委員会
高知県香南市赤岡町691-2?香南市商工会内
TEL:0887-54-3014
それでは、お待ちしておりますぞ!
2024.7.18
ないてん第186話
この猛暑のさなかに。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
夏も真っ只中ですが、みなさまはどのようにしてこの猛暑を乗り切っておられるでしょう?
この内外典具帖紙、自慢じゃありませんが会社の諸事情により、空調が扇風機のみというタフな環境にあります。(もちろん事務所、休憩所兼工房には冷房は完備しておりますぞ。)
しかし幸いなことに、我々は和紙屋。大量の水がすぐ足下に流れており場所によっては自然の冷気の恩恵にあずかることが出来ます。
もちろん、工場のメンバーには念には念を持ってして、こまめな水分補給、休憩をいれて仕事に従事して頂いております。
しかしながら、ワタクシのポジションには扇風機を置くことが出来ません。
なぜなら、ワタクシは仕上げをしており、時には3.5g/uの超極薄の紙を扱うので扇風機を使用すると、紙が送風でなびいてしまいます。これが非常に仕事に支障をきたすわけです。詳しくは割愛致しますが、送風はワタクシのポジションならではの弊害ですな。
しかし、工場内は野外かと思うほどに時に過酷な暑さ。
そこで、ワタクシの「最終暑さ対策ツール」をご紹介致します。
今回某超大型有名ECサイトにて購入致しました、「送風ジャケット」でございます。
幸運なことに、タイムセールをしており、36%くらいお値引きののお値打ち価格にて「レジに進むボタン」をポチっとすることが出来ました。
昨日、自宅玄関にて置き配が完了の上無事に手にすることとなりましたので、早速本日装着し我が持ち場にて試運転兼ジャケット本稼働という流れとなりました。
着用してみての感想ですが、なんと言いますか、これを着けて野外などでお仕事をされておられる土木の方や警備員の方、まことに頭が下がる思いです。
工場内の暑さもまた、はんぱなく猛烈に暑いということも実感致しました。送風が直接身体にあたりますので、着けないよりは、マシというのが正直なところでしょうか・・。(まあ、風力は5段階中の2番目の強さだったのでマックスにすればそれなりに心地よいのかもしれませんが、バッテリー容量に限界がございますのでマックスパワーで稼働いたしますと、おそらく半日でエネルギーを消耗してしまうかと思います。よって、小エネルギーで1日稼働させるという選択肢を選びました。)
まんま、ジャケット型扇風機ですな。
冷却ネックリングとセットで使用すると、ファンより送られてくる風がとてもよい仕事をしてくれ、首回りがより一層冷気で冷やされます。
ないてんメンバーイチゴさん曰く、「これ着けてても、外で働いていたらやっぱり暑いみたい・・」とのこと。
原料屋さんは「これがないと仕事が出来ない」と高く評価をしておられました。働く環境によりけり感想も様々ですな。
取りあえず、、今年の猛暑はこのwith送風ジャケットにて頑張りたいと思います。
というわけで、みなさま、こんなご時世で原材料、光熱費の高騰は止まらず、価格転嫁もままならず、賃上げもなかなか進まない板挟みの状態ですが、せめて暑さだけは工夫をして乗り切りましょう。熱中症にはくれぐれも油断なさらずに。
ちなみに、我がないてんの今日の暑さの乗り切り対策は、ないてんメンバーすいかさんの差し入れ、かき氷でした。
それではでは。
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ないてん第187話
7月の絵金祭り。
8月に入ってしまいました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ちまたじゃ、オリンピックの話題で盛り上がっていることでしょう?
かくいうワタクシも、連日テレビの前にて、オリンピック観戦をしておるところです。
日本勢の奮闘とともに、先月の絵金祭りでの我々ないてんメンバー(主にワタクシの)の奮闘記?を今回はお届けしたいと思います。
7月の絵金祭りはワタクシテン子とメンバーバナナさんのターンで夕方の6時よりスタート致しました。我々は3時頃に入り店頭に商品を並べるなどの準備をしながら、まばらに通りを行き交う人々の様子を見ておりました。
この時期は非常に気温も高く屋外での仕事には厳しいものとなりますので、日の落ちる時間帯での開始はありがたいです。
今回は弊社のお値打ち品(規格外商品)を中心にご用意致しました。どこも同じようなことがあると思いますが、物の製造や食品・農産物などの生産をしているとある一定の割合で規格外(形の崩れた物や品質が違った物)の物が発生します。そういった物をお値打ち価格で皆様に使っていただこうというわけです。
また、色和紙の詰め合わせやポチ袋、一筆箋(テン子企画)写経用紙、書道半紙なども出品しておりました。
嬉しいことに、思った以上に一筆箋を手に取って下さる方が多く、またデザインを褒めて下さる方もいらっしゃり一筆箋職人(自称)冥利に尽きます。
我々は主に和紙の原紙を製造しておりますので、問屋さんやデザイン事務所などの方に製品をお届けしております。
弊社の紙を使って商品になった物が一般のお客様の元に届いたときに感想などを聞く機会がなかなか無く、直接お声をいただけるのはこういった露店販売や即売会だけです。
時には厳しいお言葉も頂きますがお褒めのお言葉を直接いただけるのは非常に、モチベーションが上がります。
お客さまの声というのは、製品の品質の向上や新たなアイデアのヒントにも繋がります。
「ここの部分をもう少しこのようにしてもらえたら使い易い」とか、「このデザインがかわいい」、「このくらいの大きさの物がいい」など。全てのご意見をアイデアに反映させることは出来ませんが、その一つ一つのご意見や感想は次のアイデアの源泉となります。
このような販売活動は、商品を売るだけではなく、お客さまの声をいただいたり、表情を直に見ることができる、とてもよい機会です。
1日店に立ちお客さまの楽しそうな声と表情を見てワタクシも個人的に少しだけですが、次へのモチベーションと元気を頂きました。
まあ、正直申しますと、毎年のことですが、暑い中、慣れない販売をしましたので非常に疲れました。
今回はイレギュラーでお手伝いをしてくれた方がおり、その方は書をたしなむ方でした。我々の和紙で字を書いて頂いたこともあり、興味を持ってくださるお客さまに対して和紙の説明、書き心地など上手にしてくださり、大変素晴らしい助っ人として活躍していただきました。
その方のおかげもあり、商品を手にしてくださるお客さまもおりました。
赤岡の商店街に出ている露店でのお食事も楽しめました。
また、お祭りということで、地元の方の他、県外からいらした方、外国の方もいて、我が町いの町の杉本神社で開かれる大国祭とは違った賑わいを見せており個人的に少々無念では有りマス。
我が町も和紙の町として栄えてきた歴史がございますので是非ね、いらして下さい。
次回は12月の「冬の夏祭り、絵金祭り」があります。
こちらの方にも是非いらして下さい。
猛暑日の続く毎日ですが、みなさまご自愛下さい。
因みにないてん第176話 絵金祭り(赤岡町)。に去年の絵金祭りのことを書いておりますのでよろしければそちらの方もご一読ください。
告知:8月4日仁淀川まつり納涼花火大会がいの町仁淀川堤防及び河原・羽根公園にて開催されます。
16:00〜 仁淀川ふれあい市 商店街よさこい演舞
16:30〜 オープニングセレモニー
18:00〜 いの夏-INOKA-といっしょにみんなで踊ろうよさこい
18:40〜 もち投げ
20:00〜21:00 納涼花火大会
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ないてん第188話
9月に入ったので内外の予定告知!
皆様、猛暑日の続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
幸いなことに、ここいの町は先月末に発生した台風の被害もそれほど無く無事に日々を送ることが出来ました。
被害に遭われた方もいらっしゃると思います。皆様は大丈夫だったでしょうか?
というわけで、9月に行われるイベント出展の告知を致します。
この度、我が内外典具帖紙は、大阪で開催される「第66回大阪インターナショナルギフト・ショー2024」へ出展することになりました。
日程:R6年9月12日(木)〜13日(金)
会場:大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)2回展示ホール
住所:大阪市中央区大手前1−7−31
もしお近くにおられる方がおりましたら、是非いらして下さい。和紙糸や、その他の和紙商品を展示する予定となっております。
今回は弊社の専務がブースに立っております。
どうぞよろしくお願い致します。
また、10月に大阪にて開催される物産展「仁淀ブルー合同物産展in大阪」に出展させていただくことになりました。
高知県の仁淀川流域に位置している町が合同で出展し、その地域の特産品などを販売するという企画となっております。
高知の片田舎の物産品を是非ね、遠く離れた地域の方々にも目に触れて頂きたいと思い、満を持して出店致します。
日程:令和6年10月19日(土)〜20日(日)
両日とも10:00〜16:00(時間は変更となる場合があります)
場所:大阪市北区梅田3丁目2番2号 KITTE大阪2F(高知県アンテナショップ)SUPER LOCALSHOP とさとさ
弊社のオリジナル商品や、お徳用の和紙の詰め合わせなどをご準備し、販売をする予定となっております。
是非足をお運び下さい。
ちなみに、今回は、ワタクシの1番弟子、弊社のないてん事業部(製造、商品企画販売等)S子が販売員としてブースでお待ちしております。
もし、お立ち寄りの際は「アーユーS子?」とお声をおかけ下さい。「いえす、アイム、S子」と返事をいたしますので(覚えていたら)。
その際には、テン子のサイン(S子代筆にて)などを差し上げたいと思います。ちなみに、サイン用の色紙や何かノートのような物はご持参下さい。ボールペンくらいは所持している可能性もありますが、うっかりS子ですので断言は出来ません。(需要があるとか無いとかは問題ではありません。人生一期一会なので記念にすることが重要かと。)
今月も来月も珍しくイベントで埋まっているないてんです。
それではお待ちしております。
2024.9.2 このページのトップへ〜
ないてん第189話
ひさしぶりの珍客。
一週間ほど前のこと。
この日も土曜出社にて、仕事をしておりました。さて、ちょっといっぷくでも・・と電気ポットのもとへ、コーヒーを入れに行きましたら見知った顔が・・。
顔いっぱいの大きな目、全身黄緑色の肌に、長い足と腕に鎌を持ったこの方は、カマキリさん・・。
思えば懐かしい・・。
2022年11月5日号にてカマキリのおっちゃんとの雑談(詳しくは。。ないてん第163話 こないだお会いしたカマキリさんの話。)などをご紹介しましたが、久方ぶりにお目にかかれるとは。。(実際カマキリの寿命というのは約半年で、成虫になってからは約1ヶ月ほどの命だとか・・)
カマキリ(以降カマ):よお!じょうちゃん、2年ぶりくらいかい?どうよ、あれから?
なんか、発展はあったかい?
テン子(以降テン):おお、ろんぐたいむのーしー!!おかげさまで、展示会や物産展出展など精力的に活動させて頂いております。
カマ:そおかいそおかい。あんたんとこは、後継者がちゃんと自分の責務を考えて行動できているから、内外の名前がバックアップを抜かりなくしてくれていると思うぜい!
テン:ありがとうございます。ワタクシなどよりも、うちの専務が凄いのです。そして、社員が一丸となって会社に貢献してくれているので、この内外はここまでこられたのです。
しかし、そう言って頂けると少しばかり心が軽くなります。
この内外典具帖紙、創立以来沢山の方々のお力、ご縁がありここまで来ることができました。
我々の代になった今、内外が作ってきた歴史も、技術も人もそれらを守ること、そして、新たな技術で和紙を未来に残すことを目指さなければなりません。
カマ:今のこのご時世、新しい物が入れ替わり立ち替わりしているぜい???
仲間ともよく話すんだが、「先が見えない未来」というよりかは、「先が安定しない未来」なんじゃあ、ないのかい?
テン:その様に賛同致します。
世の中の回転速度が年々速くなっているように感じます。
そのなかで、いかにして、持続可能な社会を作り上げられるか、また持続可能な商品を作り未来へと繋いでいけるのか、非常に重要な問題です。
カマ:これからの課題、難題だぜい・・。
テン:はい・・。。
しかし、おそらく多くの人々は同じような課題を抱え、日々試行錯誤しておるでしょう。
われわれも、その方々と共に、日本の社会、経済を良い方に向かわせられるようにがんばりまっす!!!!!
カマ:くううう!!!最近のわけえもんもやるじゃねぇかい!!
おっちゃん、またしても感動したぜい!!
今日はダブルでカマ研ぎでぃ!!
テン:おっちゃんも身体には気をつけて仕事をなさって下さい。
「安全第一」「健康第一」です。
カマ:ありがとよ!おっちゃんも、通院しながらなんとか、つなぎつなぎやってるぜい!!
というわけで、今回もカマキリのおっちゃんと社会や、会社のちょっとした未来について意見交換などを行い、お互いいっぷくした後元の業務に戻ったのであった。
2024.9.30
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ないてん第190話
清流仁淀の彩り市(仁淀ブルー合同物産展)にて!
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
10月に入りまして、やっと秋が見えてきたかな?という感じではないでしょうか?
実は先日10月3日はS子のばーすでーでした。とりあえず、家族で、ケーキなどをいただいたようですよ。S子の年齢的なものはさておき。(まだまだ未熟ではありますが、そこそこいい歳です。)
さて、本題ですが、前々回の井戸端会議にて大阪で開かれる予定の物産展(清流仁淀の彩り市)の日程場所等について告知いたしましたが、少々の変更の通知が事務局よりありましたので、共有させていただきます。
場所についての若干の変更です。
開催会場:KITTE大阪 2F JPcafe 催事場
とのことです。
みなさまどしどしお越しください。
たくさん商品を持ち込む予定ですのでしっかり買っていただきまして、帰りは手ぶらにて堂々たる凱旋を果たしたく思います。
なお、今後の展開といたしましては、大阪でもいろいろな和紙を販売ができればな、と考えております。大阪は周辺の県と行き来が盛んなように思えますし、新幹線も通っておりますので、日本各地よりさまざまな方が立ち寄られる場所でもあるでしょう。
まあ、高知の和紙をわざわざ大阪で買う意味があるのか?と問われましたら、「これは一つのきっかけですので、お買い求めいただくことで、高知の事をもっと知ってもらえるのです。」という感じの高知県アピールをいたしたいと思います。
はっきり申しまして、高知といえば、カツオと竜馬とよさこいくらいが花形ではないでしょうか・・?あとは、雄大な太平洋ビューとか、山とか、川とか?農産物なんかも頑張っておりますが・・。
まことに、特筆すべき特産品観光資源の少ない、少々残念な県であります。
そこで、全国的に認知度はまだまだ低いですが、絞り出しましたわが県の伝統工芸など特産品を広めるためにも、いろいろな県のアンテナショップ等でアピール活動をしていきたいわけですな。(おそらく、どの都道府県も同じようなポテンシャルを持って臨んでいるのではないでしょうか?)
ところで、和紙といえば美濃和紙、越前和紙が超有名ですが、一応土佐和紙も日本三大和紙に挙げられるほど力のある和紙でございます。
一般の方にはピンとこないかと思いますので、少々和紙の用途などをご紹介しましょう。
昔は、傘や衣類、行灯、襖等にも用いられており、いたるところに和紙がありました。
しかし、西洋文化が定着し、日本建築が少なくなると共に、和紙の用途も隅に追いやられることとなっていきました。
最近では、表具紙(掛け軸の裏張り等)、美術史、古文書などを修復する際につかわれる修復紙として専門業者の方には使われております。
一般の方がご利用下さるものとしては、書道、絵、絵手紙、ちぎり絵、など趣味で使用されることが多いです。まあでも、基本自由です。
アイデア次第で、いろいろなものに化けることができるのが和紙の良さ。
そのかわり、和紙とじっくりと向き合わないと、なかなか和紙も柔軟な発想はくれない、難しい素材でもあります。そこがまた、面白いところでもあるのかもしれませんが。
和紙という素材は、実に汎用性の高い素材です。機能性も高いので、それらを上手く活かしきることができれば、デジタル化の進む時代の中でも未来へと生き残ることのできる、タフな素材の一つだと思います。
というわけで、10月19日、20日はすべからく、KITTE大阪のJPcafeにお越しください!!
お待ちしておりまっす(S子が)!
余談ですが:
うっかりしておりましたが、この「ないてん井戸端会議」なんとか、かんとか、10年を経ることができました。第1回目が2014.8.13号のタイトルないてん第1話 「8月3日は、台風ですごっかたこと。」で台風上陸の模様をライブ的に書いた物でありました。なんのことはない、ありふれたブログですね。
まあ、初心忘るべからずということで、この時の気持ちを忘れないように今後も励みたいと思います。
当初は、10年続けるなどという考えはなく、少しでも、この内外典具帖紙を身近に感じていただければという思いから、始めました。
できるかぎり、内外の事を知ってもらいたいが、もちろんメンバーのプライバシーや、その他の事などオープンにできないことがありますので、ネタに少々苦労したこともありました。
しかし、まあ、何とかなるものですね。とりあえず、(途中休憩もありましたが、)10年という大台を迎えられて、感慨深い事も少々。
たまに、捨て身になる事もありますが無理のない程度に今後も頑張りたいと思います。
<土佐和紙あれこれ追記(2024.10.7)>
土佐和紙についてあまり触れていなかったこと、忸怩たる思いが芽生えましたので、追加でお話いたしましょお!!!。
土佐和紙も厚い紙から薄い紙までありますが、特に特徴的な物といえば、やはり、極薄の土佐典具帖紙(3.5g/u)ではないでしょうか?
典具帖紙といいましても、厚い物(40g/u)(もっと厚い物もあるかもしれませんが、弊社ではこのくらいまでを取り扱っております)から薄い物(2g/u)まで様々にございます。
しかし、なぜ、高知で薄い典具帖紙が盛んに漉かれているかといいますと、高知県産の楮に秘密があります。
和紙の原料である楮は原産地により性質が違っております。そして、高知で採れる楮は繊維が長く太い特徴があります。
繊維が長いということは、繊維どうしの絡まりが良くなりますので、和紙を薄くしても破れにくいということなのです。
そして、繊維が太いということも同様に、和紙を千切れにくい強靱な物に仕上げてくれるのです。
それゆえに、古文書や、絵画などの修復に重宝されております。
また、石灰煮熟という高知県独特の原料処理技法が用いられているのも特徴に挙げられるかと。
土佐和紙は国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) にもなっているようで、調べていきますと、土佐清帳紙、須ア半紙、狩山障子紙、土佐薄様雁皮紙など様々な和紙があるようです。
ワタクシも、まだまだ勉強不足で調べれば調べるほど、奥が深いのは伝統工芸品の面白さでもありますな。
2024.10.5
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