水にっき。

  • 第14回 アマノジャク。


  • ここでは、わたし、キンギョが詠ったオリジナルのポエムをご覧いただけます。

    トップ画面

    アマノジャク。


    この日くらいはいいでしょ。
    私の自由にしたって。

    だって、この日は私のためにあるようなものなんだから。
    だから、どんなに誰かが声をかけてきても、無視するの。

    だって、この日は私のためにある日なんだから。
    誰にも、私の邪魔をする権利はないんだから。

    だって、この日は私のためにある私の特別な日なの。
    だから、わたしの望むもの以外はぜんぶいらないわ。

    だって、この日は私が主役の日なんだから。
    この日である限り、1秒だって私の日なの。

    年がら年中クリスマスだ、ハロウィンだ、お祝い事だらけの昨今で。
    私が一番大事にしなきゃいけない日なんだから。


    だれにもジャマされたくないの。

    だって、今日というこの日は
    数え切れないほどの粒達が
    この時間という次元の中で
    この世に形を成して出てきた日なんだから。


    だから、ほっといてよ。

    みず部屋へもどるわ。
    sample site sample site
    2016年10月3日