キンギョのぽえむよ。 ネコのにっきや。 2016年10月21日 第42回 境界線。 ここでは、わたし、キンギョが詠ったオリジナルのポエムをご覧いただけます。 境界線。 テレビを見なくなったのはそのせいかもしれない。 いまにもとぎれそうな かすかに見えるその面影を追って。 もう、それを飲んでも直らないよ。 だってさ、これがボクなんだ。 たとえばさ、キミがそれを飲み続けてさ きもちがラクになって、どんどん良くなるとするじゃない。 それはさ つまり、ボクをこの世から消すことを意味するんだよね。 ・・・そんなの、知ってるよ。 でもあんた、こんなものじゃ消えないでしょ? ・・・・・・そうだね。 今日も、いつものニュースを見て、バラエティ番組を見て。 テレビのこっち側のあの子は テレビの前で境界線の上を歩く。。 かすかに感じるあの面影を見失わないように・・・。