水にっき。

  • 第31回 あんたとボクとそれからワタシと。。


  • ここでは、わたし、キンギョが詠ったオリジナルのポエムをご覧いただけます。

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    あんたとボクとそれからワタシと。。


    あんたが愛おしいという言葉を使うたびに
    ボクの胸はキュウキュウ言ってる

    あんたが胸が苦しくなるのを見ているボクの胸は
    あちこちでミシミシ糸が唸って破けそうだよ

    あんたがカラ元気ではしゃいでるのを見てるボクの胸は
    いまにも潰れそうさ


    その笑顔は本物なの?

    あんたの中にいるもう一人のあんたは
    ボクの姿を映してくるんだ

    こっちにちゃんと顔を向けてよ

    ボクはあんたの姿が見えてる
    でもボクはあんたの心の中までは見えないんだよ

    あんたとボクは全然違うけど

    あんたとボクはいつだってパラレルにいるけど

    一つの線がねじれの位置のボクとあんたを結んでる

    ボクもあんたも決して表には顔を出さないんだ

    ボクは誰の前にいてもボクだけど

    ボクはボクでいるより

    あんたの前ではワタシでいたい

    みず部屋へもどるわ。
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    2016年10月15日